https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=4323

ダーウィニズムを超えて 123

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「ダーウィニズムを超えて」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 生物学にとどまらず、社会問題、政治問題などさまざまな分野に大きな影響を与えてきた進化論。現代の自然科学も、神の創造や目的論を排除することによって混迷を深めています。
 そんな科学時代に新しい神観を提示し、科学の統一を目指します。

統一思想研究院 小山田秀生・監修/大谷明史・著

(光言社・刊『ダーウィニズムを超えて科学の統一をめざして』〈2018520日初版発行〉より)

第九章 科学時代の新しい神観

(二)統一思想による新しい神観

2)男性と女性としての神

 東洋思想によれば、宇宙の根源(太極)である一元の気から陰と陽の気が生じ、陰と陽から万物が生じたという。そして陰と陽の気が精神と物質の両世界にゆきわたっているとされた。したがって人間と万物の存在と運行はすべて陰陽の原理によって説明されると考えられたのである。一方、西洋の思想には陰陽の概念はなく、精神と物質の原理だけで論じられてきた。しかし以下に述べるように、宇宙が陰陽から成り立っているのは事実であるから、宇宙の根源である神において、陰陽の関係を論じないわけにはいかないのである。

---

 次回は、「現代科学とペア・システム」をお届けします。


◆『ダーウィニズムを超えて』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ