文鮮明師の生涯 1

 9月8日に迎える「文鮮明(ムン・ソンミョン)天地人真の父母天宙聖和」13周年を記念して、『グラフ新天地』2003年10月号に掲載された特集記事を、編集部が再編集してお届けします。

 人類は誰もが平和な世界を求めてきましたが、歴史を振り返ってみると常に争いと悲劇を繰り返してきました。そして、真の平和がどこから来るのか、どうしたら実現できるのか、根本的な解決の道はあるのかなどについて、はっきりと知ることはできませんでした。

 16歳(数え)の時に祈りの中でイエス・キリストと出会い、神の召命を受けた文鮮明師は、その後9年の歳月をかけ、人類救済のための根本的な真理として「統一原理」を解明しました。そして文師は、その真理を平和思想の原点にしながら、現実の世界に真の平和をもたらすために、多分野にわたる具体策として統一運動を提唱し、地球規模における人類救済運動を推進しました。

 真の愛による人類救済の道を求めて真理を探究、宣布した文師の生涯を紹介し、統一運動の原点に迫ります。

少年期
熱心に自然を研究。「ために生きる」家系に育つ

 文鮮明師の故郷は、韓半島(朝鮮半島)・平安北道定州(ピョンアンプクトチョンヂュ)郡(現在の北朝鮮)です。

▲故郷の定州に立つ文師夫妻(1991124日)

 定州は、昔から「山よく、水よく、人の善い所」として有名で、文師の家系からも国家的な功労者を輩出しています。祖父の三兄弟の末弟、文潤國(ムン・ユングク)氏は、独立運動にすべてをささげました。

▲北朝鮮・定州にある文鮮明師の生家とその周辺。右に見える山は文師がイエスと出会った猫頭山(ミョドゥサン/1992726日撮影)

▲文鮮明師の生家(同上)

▲文師が幼少期に過ごした生家の裏山(同上)

 文師は192016日(陰暦)、父・文慶裕(ムン・ギョンユ)氏と母・金慶継(キム・ギョンゲ)女史の13人兄弟の5番目の次男として誕生し、龍明(ヨンミョン)と名付けられました。

▲左から祖父・文致國(ムン・チグク)氏、兄・文龍壽(ムン・ヨンス)氏、母・金慶継女史

 「ために生きる」ことが家風の文家に育った文少年は、貧しい人に接すると黙っていることができず、自宅にある食料を与えたりしました。近辺の誰がどのように暮らしているか、知らずには生きていけない性格でした。


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▲少年期の文師は、大人のけんかも仲裁した

 また、周辺の豊かな自然や生物は、文少年にとっては学校であり、豊かな人格を育むための基本的な教材となりました。幼少期から文師は、動物、鳥、昆虫、魚などに強い関心を持ち、早朝から夕暮れまで熱心に調査、研究しました。


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【関連情報】
 「そうだったのか!人類一家族」でも、文鮮明師の生涯を動画で紹介しています。ぜひご覧ください。ご視聴はコチラから!

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 次回は、「イエスと出会い、人類救済への真理探究」をお届けします。