facts_3分で社会を読み解く 78

櫻井義秀氏の真実(9)
高校卒業後の櫻井氏の消息

ナビゲーター:魚谷 俊輔

 家庭連合に対する批判的なスタンスを貫いている北海道大学の櫻井義秀教授が、実は若き日に教会に通ったことがあり、原理研究会のメンバーとも交流があったという「真実」を明らかにするシリーズの第9回である。

 高校時代に櫻井氏の同級生であった、山形教会所属のS氏に対する私のインタビューの続きである。

魚谷:櫻井氏が原理研究会につながっていた頃は、Sさんは一緒に行っていなかったのですか?

S氏:一緒ではないですね。私は、姉の紹介で最初から山形教会につながりました。

魚谷:聖書の勉強をした時に、かなり長く一緒に参加したということですね?

S氏:そうですね。

魚谷:高校を卒業した後の櫻井氏はどうなったのですか?

S氏:聖書勉強会も卒業と同時に終わりました。聖書を教えてくれたK支部長には、とても感謝していました。

 彼にとって、楽しく有意義な時間だったのではないかと思います。
 K支部長にお世話になったお礼に贈り物をしたいと彼から提案があり、二人でお金を出し合って『聖書地理』という本を贈らせていただきました。

 彼は北海道大学を受験したのですが、結果は不合格でした。さすがに落ち込んでいる様子でした。けれども、その後、補欠合格ということで入学できるようになったのです。そこで彼は、前向きに統一教会に通ってみようと思ったのではないでしょうか。

魚谷:櫻井氏は山形の延長線上で、自分から主体的に教会を訪ねて行ったということなのでしょうか。

S氏:私はそう思います。やはり補欠合格で入学できたことは、彼にとっては大きかったと思います。神様の導きを感じたのではないでしょうか。

魚谷:なるほど。では、高校時代だけがSさんと櫻井氏の濃厚な接点があった時で、その後の連絡は時々という感じだったのでしょうか?

S氏:そうですね。

魚谷:北大に行った後の櫻井氏からの連絡は?

S氏:年賀状ですね。
 ある時、韓国にお嫁に行った人で、知っている人はいないか、問い合わせがありました。私は知らないと答えました。
 それからK支部長さんの連絡先を知りたいと言うので、総務のかたに調べていただいて、教えたことがありました。

魚谷:なるほど。Sさんとしては、同級生ですから「櫻井君」という感じだと思うのですが、彼が北大に行っても、そのまま信仰の道を行くのだろうなと、当時は思っていたわけですね?

S氏:そうですね。

(続く)


あなたの知りたい社会のあれこれを教えてください