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週刊ブレラ 16
偉人として生まれ、義人の使命を果たす私たち

編集部

 筆者は、教会学校の小6の子供たちを対象に、月1回ほどのペースで「卒業発表(卒業スピーチ)」という教育プログラムを担当してきました。今年で18年になります。

 「卒業発表」プログラムとは、6年生の1学期から約1年かけて準備し、翌年3月に「神様(天の父母様)の夢は私の夢」という共通の題目の下、自分が将来なりたい夢(職業)やどんな生き方をしたいのかという人生の志をスピーチで発表してもらう取り組みです。

 準備の段階では、まず真の父母様の自叙伝(もしくは偉人伝)の感想文を書いてもらいます。この段階では、読書の大切さや感想文の書き方を学びます。

 次に、子供たちに自分の親や家族にインタビューをしてもらいます。両親や祖父母、兄や姉にインタビューをしながら、自分再発見のための取材を行うのです。

 自叙伝や偉人伝の感想文、両親へのインタビューを通して、真の父母様のこと、志を持つことの大切さ、祝福子女としてのアイデンティティ―への意識を高めます。

 その後、スピーチ原稿の書き方やスピーチの仕方を学び、自分の原稿を作成し、卒業発表に向けて推敲(すいこう)し、スピーチの練習を重ねます。

 プログラムの最初に必ず紹介しているみ言があります。
 文鮮明(ムン・ソンミョン)先生の自叙伝第7章の小見出し「青少年よ、志を立てれば人生が変わる!」にある一節です。

 「歴史上、偉大な指導者はみな、幼い頃から人生の目的が明確でした。彼らは、幼い頃に胸に抱いた目的を生涯大切に持ち続け、それを成し遂げようと熾烈(しれつ)な人生を生きてきました。……
 私たちは全員、偉大な人間として創造されました。何の意味もなく皆さんがこの世界に出てきたのではありません。神様は、自分のすべての愛を注いで私たちをつくりあげられたのです。ですから、私たちはどれほど偉大でしょうか。神様がいらっしゃるので、私たちは何でもすることができるのです」

 筆者は6年生たちに「神様はご自分の全ての愛を投入して私たち一人一人を偉大な人間として誕生させてくださった。だから私たちは皆、誰もが偉人なんだ。私たちは偉人になりたいし、偉人になれるんだよ」と伝えています。

 筆者自身、何度もこのみ言に勇気をもらい、生きる力を与えられてきました。
 私たちは偉人として創造された存在であり、天が準備した(予定した)義人の一人なのだと思います。

 毎年、12歳となる小学校6年生たちと向き合って彼らの「卒業発表」に取り組みながら、一番恩恵を受けているのはプログラムの指導を務める筆者自身かもしれません。

 今年も20人余りの祝福子女たちと共に、還暦を過ぎた筆者も成長していきたいと思います。


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