アングル~情報戦に勝て。162
「安倍さんがもし生きていたら…」

 安倍晋三元首相が亡くなられたのは今から3年前、202278日のこと。第26回参議院選挙のさなかだった。

 同年626日、黒川敦彦氏はNHK党の幹事長(2023年3月27日解任)としてNHKの「日曜討論」に出演し、司会者の制止を振り切って安倍元首相と家庭連合への批判を展開した。また黒川氏は、78日午前、家庭連合(松濤本部)前にやって来て、マイクを片手に同様の批判をがなり立てた。

 当時筆者はその場面を直接目撃している。心を痛め、憤怒の念を抑えきれなかった。
 そしてその直後の午前1131分。奈良の地で安倍元首相の銃撃事件が起こったのである。

 不思議なものだ。
 3年の時を超えて、くしくも同じNHK党の浜田聡氏が参議院議員として家庭連合解散命令に反対を表明し、信教の自由と家庭連合信者の拉致監禁問題を背負って国会を舞台に堂々と闘う唯一の国会議員となっている。

 今回紹介するのは、世界日報(202575日付)掲載の「暗殺から3年、安倍さんが生きていたら… 『不在』嘆く声ますます強く」の見出し記事。

 この3年で世界は大きく変わった。日本も同様である。そしてその変化の起点は安倍元首相の暗殺事件にあるといっても過言ではない。

 「安倍さんがもし生きていたら…」
 筆者も時々そんな思いがよぎる一人だが、ならば、故人がそうであったように、自らも国を愛し、世界の平和を実現する者の一人にならねばなるまい。

 安倍元首相の非業の死から3年を経た今夏の参院選が、大きな時代の節目となることは間違いない。

 安倍氏は「不動心」という言葉を好み、贈る言葉として色紙などによく揮毫していたという。

 不動心とは、「いかなる状況に遭遇しても、目先のことに振りまわされず、物事の本質を見抜き、自ら確固たる信念を貫く」精神だと、安倍氏自身がSNSの投稿の中で説明している。

 7月8日は安倍元首相の命日。
 「不動心」の言葉と共に、追悼の祈りをささげたい。

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(則)