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神様に愛された日 37

 『神様に愛された日』を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 「私が出会った神様の真の愛」をテーマに家庭連合の教会員による応募作品から選ばれた証し(テスティモニー)をまとめた作品集。心が温かくなる証しの数々をBlessed Lifeでもお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)

(光言社・刊『神様に愛された日-48のテスティモニー』〈2010219日第2刷発行〉より)

第四章◆父母の愛

【幸せの記録36】
アイスコーヒー

 真夏の伝道路程(※1)を歩んでいた。

 何軒も何軒も訪ね歩いて、へとへとに疲れていた。

 のどもからからだ。

 自動販売機でジュースを買おうか。

 いや、もう一軒訪ねてみよう。

 気を取り直してチャイムを鳴らし、ガラガラと玄関の戸を開けたら、目の前に、アイスコーヒーをお盆に載せたおばさんが立っていた。

 そのおばさんは、見ず知らずの私にこう言った。

 「のどが渇いているでしょう、飲んでいきなさい」

 しばらく会っていない母を思い出した。

(女性 43歳)


1 真夏の伝道路程:19616月から7月にかけて、日本初の開拓伝道が行われました。以来、これが伝統となり、毎年夏には特別に40日という期間を設けて、伝道に力を入れています

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 次回は、「メールのぬくもり」をお届けします。


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