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神様に愛された日 36

 『神様に愛された日』を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 「私が出会った神様の真の愛」をテーマに家庭連合の教会員による応募作品から選ばれた証し(テスティモニー)をまとめた作品集。心が温かくなる証しの数々をBlessed Lifeでもお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)

(光言社・刊『神様に愛された日-48のテスティモニー』〈2010219日第2刷発行〉より)

第四章◆父母の愛

【幸せの記録35】
子だくさんの夢

 子だくさんの母になるのが、幼い頃(ころ)からの夢だった。

 結婚して3年、5年、10年たっても、子宝に恵まれない。

 何度も検査や配偶者間の人工授精を試みた。原因は夫にあった。自分の夢を実現したいがために夫との訣別(けつべつ)を決意したとき、み言(ことば)に出会い、神様が親であることを知った。

 親であるならば、子の最大の夢をなぜ叶(かな)えてくれないのか、と祈り続けたある日、すっぽりと包みこまれるような温かい空気が全身にゆき渡り、どこからともなく、悲しげな声が胸に迫ってきた。

 「私も、ひとりも子供を抱けなかったよ……」

 すぐに神様の声だと気づいた時、私の目からはあとからあとから涙があふれ、嗚咽(おえつ)していた。

 神様の悲しみのほんの一端ではあるが実感することができた。落ち込んだ時などに戻っていくことのできる、大切な、初めての神様との対話である。

 その後、夫や信仰の子女(※1)の姿を通して、姉として、母としての心情の訓練を受け、神様を感じつつ歩むようになった。

 実の子供には恵まれなかったが、子だくさんになる夢を伝道を通して実現したい。夢は今も私の胸の中にあふれている。

(女性 56歳)


1 信仰の子女:家庭連合(統一教会)では、伝道(神様、真の父母様とその教えを伝えること)を通して、親子のような心情関係を結びます。伝道した人を「信仰の親」、伝道された人を「信仰の子女」といいます。

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 次回は、「アイスコーヒー」をお届けします。


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