アングル~情報戦に勝て。159
「ディプログラミング」は終わっていない

 「ディプログラミング(deprogramming)」

 IT用語ではない。

 東京キリスト教神学研究所幹事でSALTY論説委員である中川晴久氏の見解を引用してみよう。

 「ディプログラミングは、信者を監禁し、心理的・肉体的な圧力をかけて信仰を放棄させる行為であり、国際的に人権侵害として非難されています。それにもかかわらず、裁判所はこの問題を一切考慮せず、ディプログラミングによって得られた証言を根拠として判決を下しました。この点は、判決の正当性に深刻な疑義を生じさせています」(2025414日投稿、「SALTY 日本キリスト者オピニオンサイト」より)

 これは、東京地裁が決定を下した家庭連合解散命令に対する疑念を訴える文脈で述べられたものである。

 ディプログラミングの現場は実に生々しい。今回紹介する世界日報の記事はその一端を伝えている。
 家庭連合信者に対する拉致監禁・強制棄教の歴史はすでに半世紀に及ぶが、それがいかに過酷なものであるか、世間一般には全くといっていいほど知られていない。

 世界日報の報道や、光言社の出版物などで、家庭連合信者に対するディプログラミングの実態は数多く発信されているが、国民の耳にはいまだ届いていないのである。

 今回紹介するのは、世界日報(2025617日、18日付)掲載の「終わらぬディプログラミング(上)(下)」。

 記事のタイトルのように、ディプログラミングは終わっていない。
 ディプログラミング、強制棄教というおぞましい人権侵害、人格破壊が行われている事実を今こそ全国民に知らせ、最悪の犯罪行為を根絶しなければならない。

 「アングル」のおすすめ記事はこちらから。

★終わらぬディプログラミング(上)
“芋づる式”に起きた信者拉致~名簿盗られた家庭連合

★終わらぬディプログラミング(下
仲間を売る「踏み絵」させ脱会見極め~「リハビリ」で家庭連合敵視

(則)