スマホで立ち読み Vol.37
『きょうからできる愛天愛人愛国の生活』11

阿部美樹・著

(光言社・刊『きょうからできる愛天愛人愛国の生活』〈2014115日初版発行より)

 スマホで立ち読み第37弾、『きょうからできる愛天愛人愛国の生活』を毎週日曜日(予定)にお届けします。

 本書は、愛天愛人愛国が生活の中で実践できるようにまとめられた一冊です

 今回は、前回の続きからお届けします。

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第5章 み言を訓読する(後)

 訓読会は一人だけでするのではなく、家庭単位で、三世代が一緒にすること、さらには霊界の霊人たちも含めて一緒にすることが重要です。そして一度だけではなく、繰り返すこと、習慣化することがサタンを分立し、神様と一つになることができる伝統であると強調されています。

 また、「上記に列挙した教材、教本」とありますが、数多いみ言(ことば)の中から8種類の本が選ばれ、「八大教材・教本」として発表されました。『文鮮明先生み言選集』『原理講論』『天聖経』『家庭盟誓』『平和神經』『天国を開く門 真の家庭』『平和の主人、血統の主人』『世界経典』、これらの八つのみ言が中心的な訓読教材です。

 また、天一国経典『天聖經』『平和經』『真の父母經』もあります。

 み言を訓読すれば、み言が人生の羅針盤となって全ての面で導くようになります。物事を判断するときの物差しになり、見つめ方を決める尺度となり、動機を正す源になるのが「み言」です。とりわけ、動機を正すことは信仰生活の中で大変重要なことです。堕落論の中に「堕落の動機と経路」という項目があるように、人間始祖アダムとエバは最初に動機がずれたところから堕落しました。それゆえ、サタンは堕落人間の動機を奪って主管します。ですから、復帰の道は動機を正すところから出発しなければなりません。サタンを中心とした不義なる動機、堕落性本性の動機から、神様を中心とした義なる動機、創造本性の動機に変えることが大切です。何事においても、ために生きる真の愛を動機とし、神様を動機とするのか、それとも自己のために生きる偽りの愛を動機として、サタンを動機にするのかで人生は大きく変化します。動機が幸、不幸を決定するということです。

 では、動機を正すためにはどのようにしたらよいのでしょうか。動機を正すとは、具体的に言うと「み言を信じること」「み言を動機にすること」です。

 さらに、「動機を正すこと」とともに大切なのは、「動機を継続すること、変えないこと」です。信仰基台とは、み言を信じて成長期間を全うすることであったように、信仰生活を行う中で、動機を一瞬だけ正せばいいのではなく、動機を正してその期間を継続する必要があったのです。アダムとエバは、初めは動機が正されていましたが、途中で動機が変わったのです。堕落人間も同じく、動機が正されても変わりやすいという特徴を持っています。

 伝道活動においても、勝利の秘訣(ひけつ)は動機を正すことと同時に、動機を継続することです。どんな環境でも、相手の反応がどうであっても、動機を変えずに愛し貫く姿に、サタンが分立され、神様が働かれるようになるのです。同じく、家族関係を良くする秘訣も、動機を正して会話し、行動することと、その動機を継続することです。そうすれば、サタンが分立され、神様がその関係を主管し、真の愛の関係性を育むようになるでしょう。

 み言の訓読を繰り返すことによって、動機を正し、意識を変え、行動を変え、習慣を変えれば、人生を変えることができるのです。繰り返すことによって、堕落性本性を分立し、創造本性を中心とした生き方に変えていく力となります。

 最初は、み言をもって信じる時代であり、その次は、み言をもって実践する時代であり、その次にはみ言を中心として生活する時代です。生活時代に入っていくのです。天国にしようとすれば、これがすべて一致しなければなりません。信仰の時代、実践の時代、生活の時代、このように発展するのです。(『御言訓読と霊界動員』75ページ)

 信仰生活の変遷には、み言を信じる段階があり、み言を実践する段階がありますが、さらにはみ言を中心に生活する私たちになることが大切です。神様はみ言をもって、正しい生き方、原理的な生き方、すなわち真理に根ざした生き方をなせるように導いてくださいます。

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 次回は、「礼拝を捧げる(前)」をお届けします。



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