スマホで立ち読み Vol.37
『きょうからできる愛天愛人愛国の生活』9

阿部美樹・著

(光言社・刊『きょうからできる愛天愛人愛国の生活』〈2014115日初版発行より)

 スマホで立ち読み第37弾、『きょうからできる愛天愛人愛国の生活』を毎週日曜日(予定)にお届けします。

 本書は、愛天愛人愛国が生活の中で実践できるようにまとめられた一冊です

 今回は、前回の続きからお届けします。

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第4章 家庭祭壇を設えて侍る(後)

 家庭に祭壇を準備して神様に侍ることが大切です。では、その祭壇の中心は何でしょうか。それは天地人真(まこと)の父母である文鮮明(ムン・ソンミョン)先生御夫妻の尊影(お写真)です。霊的父母、天宙父母である神様が、肉体をもって顕現されたのが天地人真の父母様だからです。ですから、文鮮明先生御夫妻のお写真を掲げて、敬礼し、祈るならば、それは同時に神様に敬礼し、祈ることと同じです。

 お写真、尊影に関するみ言(ことば)を紹介いたします。

 すべての家庭に先生の尊影を与え、旗を与えたのは何のためですか。それは実体で父母に侍るのと同じであり、実体の国の旗を掲げるのと同じです。ですから貴いのです。その家庭は、神様が保護されるようになっています。自分のすべての先祖たち、そして霊界にいる自分の親戚とすべての善霊たちが、霊界に入っていかずに、ここを地上基地としていくらでも拡張することができるのです。一族がいるので、それが可能なのです。そのようになれば、サタン世界が占領していた基地を、あっという間に占領してしまうでしょう。(『御言訓読家庭教会と神様の祖国創建』47ページ)

 皆さんは、真の父母様の尊影がどれほど良いか、よく分かっていないというのです。その尊影は、すなわち真の父母様なので、その前でいい加減な話をすることはできません。息子、娘をたたくことはできず、夫婦げんかをすることはできないのです。悪い行動をすることはできないので、家庭が和合して喜ぶようになるのです。そして、真の父母様の尊影を掲げることによって、その家庭に霊界の先祖たちが協助できる基台が備わります。アダムとエバが結婚するとき、神様が降りてこられるのと同じように、完成時代に入っていくので、皆さんの先祖たちが、皆さんの家庭を中心として活動するのです。(同4748ページ)

 尊影を掲げることは、先祖や霊界が協助できる基台となり、神様が保護できる環境をつくることになります。尊影に向かって挨拶し、敬拝し、祈ることは、貴い精誠となることでしょう。この尊影は基本的に祭壇に掲げるものですが、出掛けるときなども常に携帯するならば、天運が共にあり、神様の導きを得ることになるでしょう。

 また、祭壇にはろうそくを置きます。このろうそくはどのような意味があるのでしょうか。ろうそくに関するみ言を紹介いたします。

 ろうそくを見るとき、ろうそくは、この芯を中心として自分が犠牲になるという意味があります。天を中心として、全人類が一つになり、一つの光を発するためには、犠牲にならなければならないということの象徴にもなるのです。火が燃えるのは、ろうそくだけでもなく、灯心だけでもありません。ろうそくと灯心が一つになって、火が燃えるのです。それは、皆さん夫婦も、このように一つの主体と対象がお互いに犠牲になりながら、光を発しなければならないことの象徴にもなります。そこには、サタンが存在できないのです。(同49ページ)

 ろうそくは「人類に光を放つための犠牲」を象徴し、「二人が一つになるための犠牲」を象徴するものです。ろうそくに火をともし、そのような心をもって敬拝し、祈るならば、サタンを分立できるということです。

 また、祭壇の前で祈りとともに常に捧げるのが「家庭盟誓(カヂョンメンセ)」です。かつては「私の誓い」というものがありましたが、統一教会創立40周年を迎えると、「私個人」ではなく「家庭」単位の誓いである「家庭盟誓」が発表されました。人間始祖アダムとエバが神様の戒めを守れなかったことが堕落であったので、復帰の道は神様のみ言を実践する道であり、神様との約束を守る道です。ですから、み言を中心に生きる誓いをすることが大切です。家庭の誓いということは、家庭を、神様が同居できる神の宮にする誓いであり、神様に侍る基本となります。

 祈りの中で、最高の祈りは「家庭盟誓」です。「家庭盟誓」は、真の父母様の戦勝記録です。侍義時代である成約時代の教えを授ける法度です。「家庭盟誓」は、真の愛を骨とし、真の家庭を心臓として立て、皆様の人生を神様と連結させてくれる橋です。(『愛天愛人愛国-真の愛の生活信条』2930ページ)

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 次回は、「み言を訓読する(前)」をお届けします。



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