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父の日に寄せて 1

 6月15日の父の日を前に、『グラフ新天地』20056月号に掲載された特集記事を、編集部が再編集してお届けします。

 6月の第3日曜日は「父の日」です。

 1909年、米国ワシントン州のある女性が、牧師協会に父の日制定を嘆願したのが始まりです。

 彼女の父は、妻に先立たれながらも6人の子供を育てました。愛する妻を思って再婚もせず、子供たちのために一生懸命、働き通したのです。

 生涯一人の女性を愛し続け、厳しい仕事に耐えて子供たちを養う。お父さんの理想像がそこにあります。

家庭の中での重要な役割

 多くのお父さんは、一日のほとんどの時間を仕事に費やしています。職種はさまざまですが、どんな仕事にも共通する「社会的な責任」があります。

 お父さんの仕事には、もう一つ大きな責任があります。それは、家計を支え、家族を養うことです。

 そのため、「せめて家庭では、ゆっくりと休んでいたい」と思うお父さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 しかしお父さんには家庭の中でも重要な役割があります。それは、「妻と子供を愛する」ということです。休みたいかもしれませんが、ぜひ妻や子供に尽くしてください。妻子も「愛されている」と実感するようになれば、結果的にはお父さんを癒やしてくれるようになるのです。

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 次回は、「絵に表れる子供たちの気持ち」をお届けします。