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母の日に寄せて 3

 5月11日の母の日を前に、『グラフ新天地』20055月号に掲載された特集記事を、編集部が再編集してお届けします。

良いお母さんになる秘訣

 母なる大地、母なる海、母なる地球…。

 このように大自然は、しばしばお母さんに例えられます。大自然とお母さんの双方に、生命を生み出し、その生命を大きく抱いて育んでいくという共通点があるからです。

 新しい生命を生み出すということは、実に神聖で神秘的で美しいものです。しかし同時に、決してきれいごとでは成し遂げられないことでもあります。

 大地や海、そして大気も含めたこの地球は、ちりやほこり、腐った植物、動物の糞(ふん)や死骸など、あらゆるものを吸収します。汚いものを吸収し、大自然に宿った小さな生命を育てていく栄養素にしているのです。

 母性も同じです。我が子の喜びや悲しみ、怒りや恨みまで受け止めます。きれいとは言い難い感情まで、すべてを吸収するのです。彼らのありのままの姿を受け入れることで、きれいな生命に生み変えていくのです。これこそ、お母さんの真の役割なのです。

 また、母なる地球が生命を育むのは、常に降り注ぐ太陽の光があるからです。太陽の光によって植物が酸素を作り出し、生物を生かしてくれています。

 では、家庭における太陽とは何でしょう? それはお父さんです。

 したがって、妻にとって太陽の光とは、夫からの愛にほかなりません。夫からの愛を受け続けることこそ、良いお母さんになる秘訣(ひけつ)なのです。

平和をもたらす「真の母」
韓鶴子総裁に見る母の姿

 韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁は、世界平和のために尽力される夫、文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁を支えながら13人の子女を育てられました。しかも、自らも先頭に立って世界の人々を愛してこられたのです。

 子供を生み育てることは、簡単なことではありません。ましてや、それに加えて他人のために尽くすということは、大変なことです。韓総裁は、「真の母」と称され、世界中の人々から慕われています。

 韓総裁は、想像もできない苦難の道を歩まれたに違いありません。そのような半生から得た悟りの境地が、「女性は許しと愛と救いの心情を持つこと」という言葉に集約されています。

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 「母の日に寄せて」は、今回が最終回です。ご愛読ありがとうございました。