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家庭出発への準備 2

 動画「続・二世のための祝福結婚講座」をもとに、家庭出発のための準備と夫婦関係の在り方について、毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

※本文中の内容は2022年時点のものです。最新の情報に関しましては、最寄りの教会までお問い合わせください。

家庭出発までの流れと伝統

 40日精誠期間が終わったら、いよいよ家庭出発に向けた具体的な準備が始まります。

 家庭連合では、家庭を持つことを「家庭出発」と表現します。そして家庭出発を極めて特別なこととして考えています。

 家庭とは、結婚をした男女二人がただ一緒に生活する場所ではありません。文鮮明(ムン・ソンミョン)先生は、結婚生活についてこのように語られています。

 神様が男性と女性を造り、三大祝福をしてくださったのは何であったかというと、家庭完成の理念によるものでした。
 「生めよ、ふえよ……地に動くすべての生き物とを治めよ」(創世記1・28)と言われた三大祝福は、個人が完成するものではありません。家庭において完成するものです。
 ですから、家庭は個人が定着できる安息の場です。一つの理想の基地です。
 いくら優れた男性や優れた女性だとしても、その家庭に父母がいなければならず、夫婦がいなければならず、兄弟がいなければならないのです。(天一国経典『天聖経』513514ページ)

 家庭は、愛の実現を願われた神の、愛の理想の基地なのです。

 家庭出発には、このような神の願いがあることを胸に刻み、その日に向けて二人で正しく準備していく必要があります。

三つの意味を含む「家庭出発」
 家庭出発と一言で言っても、その言葉には「入籍」「同居生活の開始」「夫婦関係を結ぶ」という、この三つの意味が含まれています。

 入籍は法的な、同居生活は実質的な家庭の出発といえます。
 私たちは、初めて夫婦関係を結んだ日を家庭出発日としています。

 それは二人の愛の終着点であり、新しい生命の出発であり、何よりも神が最も待ち望んだ瞬間だからです。

 ですので、二人が初めて夫婦関係を結んだ日を家庭出発日として、大切な一日として記憶しておくことをお勧めします。

家庭出発の順序
 家庭出発は基本的に、①入籍 ②同居生活 ③夫婦生活という順番で行うことが望ましいです。
 夫婦関係を持つということは、新しい生命が宿るということでもあります。生まれてくる命に責任を持つという観点でも、この順序が望ましいでしょう。

 また、なるべくこの三つが同時期に行われることも大事なポイントです。

 例えば、同居生活の日取りが決まっていないのに入籍だけ済ませてしまうとか、あるいは同居したのにいつまでたっても夫婦生活をしないなどは、その後大きなトラブルになりやすくなります。

 「祝福後、とても仲が良くてすぐに入籍をしたけれども、その後お互いすれ違うようになり、夫婦関係を結ぶ前に祝福が解消になってしまった」というケースもあります。

 その場合、祝福解消と同時に離婚手続きもしなければなりません。また再祝福に進む際、いわゆる「バツイチ」であることも相手に告げなければなりません。
 そのことが再祝福においてどのように影響するかは別としても、そういうことが起こり得るのだということです。

 入籍や同居生活、そして夫婦関係も「勢い」でするものではありません。家庭出発に懸けられた神の願いを胸に、二人でしっかりと準備し、計画を立てることが大切です。

 もちろんこれは一つの見本であって、必ずこのようにしなければならないというわけではありません。場合によっては順番が前後することもあり得ますし、それぞれ長い期間が空いてしまうこともあり得ると思います。

 夫婦でよく相談しながら、また祈りながら家庭出発に備えていただきたいと思います。

家庭出発の伝統
 先に述べたように、初めて二人で夫婦関係を持つことが家庭出発であり、その日が家庭出発日となります。

 まずはその日をいつにするのか日取りを決め、そしてその日を父母に報告しましょう。
 家庭出発の瞬間は「初愛」を交わす瞬間です。それは天の父母様(神様)の願いであると同時に、父母の願いでもあります。父母の祈りの中で家庭を出発することが良いでしょう。

 また、当日は部屋を聖別し、沐浴(もくよく)をして身を清め、真尊影を掲げ、天一国聖燭をともし、夫婦で敬礼をささげ、祈祷をして夫婦関係を持ってほしいと思います。

 このように、初愛の一日を大切にするということを「伝統」としたいものです。

夫婦でよくコミュニケーションを取る
 二世の皆さんは今まで純潔を強調されてきたと思います。恋愛をしてはならない、性欲を主管せよ、男女分別せよ、といった具合です。

 なのに、いきなり祝福を前後して「相対者と積極的に交流しなさい」「祝福を受けたら家庭出発の準備をしなさい」などと、脳内で処理できないくらいの急激なスピードで男女の愛についての領域が拡大していきます。

 もちろんスムーズに着地できるかたもいらっしゃると思いますが、戸惑うかたもいらっしゃるのではないかと思います。
 だからこそ、準備と計画、そのための夫婦のコミュニケーションが大切なのです。

 また、分からないことがあれば積極的に周りに相談してください。父母や教会のスタッフのみんなが、皆さんが幸せな家庭を築くことを願っています。

 順序と伝統を守りながら、二人でしっかりと準備をしていただけたらと思います。

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 「40日精誠期間」「家庭出発」についてや、良好な相対関係を築くためにはどうしたらいいのかなど、具体的なアドバイスをお話ししています。

 祝福式への参加は、ゴールではなくスタートです。
 良い出発ができるよう、またより良い未来をつくるために、ぜひ自宅や教会での学習にご活用ください。

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