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制作の舞台裏から 105
時代は文字がメイン!?

 「リリックビデオ」をご存じですか?

 「リリック」=歌詞
 「ビデオ」=映像
 ということで、歌詞を視覚的に表現したミュージックビデオのことを言います。

 リリックビデオの歴史をさかのぼってみると、“映像にただ歌詞を表示する”というものであれば、1967年にはボブ・ディランの「Subterranean Homesick Blues」という作品があります。

 他にも、歌詞が分かるようにガイドとしてテロップを表示している映像がありますね。カラオケなどが思い浮かびます。

 しかし、歌詞=文字をメインのモチーフとして表現している動画は、比較的最近、2000年代以降にYouTubeなどのネット環境の中で発展してきたようです。

 ↑例えばこのような動画です。歌詞がデザインの一部として視覚的に大きく表現されています。最近では、「Bling-Bang-Bang-Born」が有名だったかと思います。

 さて昨年、光言社U-ONE TVでも、その新しい方(歌詞=文字をメインのモチーフとして表現している動画)のリリックビデオを制作することになりました。

 すでにご覧いただいているでしょうか? 光言社初の、歌詞=文字をメインのモチーフとしたリリックビデオはホワイトクロスの「Treasure」です!

 これまでの光言社U-ONE TVにはなかった雰囲気の映像作品として仕上がっています。

 歌詞のテロップを一文字ずつ動かすのは制作者の私にとって初挑戦。また、見ていて飽きのこない多様な動きにするというのも苦労した内容の一つです。

 私が精魂込めて制作しているこちらのシリーズは、今月末に第9回の配信を予定していますが、実は、5月末の配信で最終回を迎えるのです…。

1回「Turn Of The Century
2回「飛翔」
3回「Love Is There
4回「It’s A Miracle Day
5回「青春のメインストリート」
第6回「INTERNATIONAL HIGHWAY
7回「流星に約束」
8回「DREAM OF DRIVE
9回「Musical Paradise」(4月末配信予定)
10回「誰も知らない涙」(5月末配信予定)

 懐かしいホワイトクロスの曲×新しいリリックビデオへの挑戦。二世の私から見ても、魅力的な曲がたくさんあります!

 特に私が気に入っているのが第5回「青春のメインストリート」です。

 落ち着いたバラード調が心地よく、聴いていると青春時代を思い出します。

 過去を懐かしむ心情は、美しい過去に目を細めたくなりながらも、どこか切ないもの。そんな繊細な思いを追体験できる一曲となっています。

 残るところ2回の配信ですが、一人でも多くのかたにお楽しみいただけますとうれしいです!

(和)


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【Treasure】

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