2025.04.11 17:00
心情開拓
心霊を育てる生活原則(203)
原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。
李耀翰・著
22 目的意識をもつ生活
目的意識をはっきりもてば勝利する
人は、目的意識がはっきりしていなければなりません。人が不幸になるのは、その目的意識がはっきりしていないためです。目的意識が変われば、サタンが侵入します。ですから、目的意識をはっきりとし、自己管理を良くしなければなりません。どんなことがあっても、気紛れを起こさないで、深刻な人でなければなりません。決して横的に、事を怠る人になってはなりません。私たちはこのことを日常考えて、一日一日を重ねていかなければなりません。
自分より劣る息子をもった父親は、どれほど恥ずかしい思いをするでしょうか。子供は親よりも優れていなければならないのです。優れた子供をもった父母は、栄光を享受するのです。神様は、アダム・エバによって栄光を享受しようとされました。つまり神様は、人間を創造されて御自分よりも立派な子女となることを願われたのです。
例えば、博士である父母が、子供には、「お前は学士にまでなれ」と言うことがあるでしょうか。自分より立派な息子を見て、喜びたがるのが父母の心なのです。同じように誇らしい弟子をもちたがるのが師なのです。この点をよく知ってほしいのです。目的意識をはっきりともつこと、これが信仰の道を勝利する出発点なのです。
(『統一世界』1990年10月より翻訳転載)
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次回は、「環境に支配されない信仰」をお届けします。