2025.03.17 22:00
facts_3分で社会を読み解く 59
IRFサミット2025が開催(1)
国際宗教自由サミットとは何か?
ナビゲーター:魚谷 俊輔
去る2月4日から5日にかけて、米国のワシントンD.C.において、国際宗教自由サミット(IRFサミット)の国際会議が開かれ、日本における信教の自由の危機について訴える機会がありました。
その場に私も参加してきましたので、報告をさせていただきます。
初めに、IRFサミットとは何かを説明します。
IRFサミットは、世界中の信教の自由を促進するために2021年2月に結成された非政府・非営利の団体です。
「宗教の自由」という大義を支持するために、幅広い連帯を築いているのが特徴で、特定の宗教や宗派を背景とするものではありません。
IRFサミットの顔である、共同議長を務める二人を紹介しましょう。
その一人、サム・ブラウンバック氏は米国の下院議員と上院議員、さらにはカンザス州知事を務めた米国の有力な政治家で、米国国際宗教自由特使を務めた人物です。
もう一人のカトリーナ・ラントス・スウェット氏は、「人権と正義のためのラントス財団」の理事長で、米政府系機関である米国国際宗教自由委員会の委員長を務めた人物です。
彼らのリーダーシップの下、IRFサミットはここ数年の間に信教の自由を支持する宗教指導者、専門家、学者、メディア関係者、政治家らが定期的に集まる世界最大級のサミットに成長しました。
昨年7月には日本の東京でも国際会議を開催しています。
2023年、UPFとワシントンタイムズ財団がIRFサミットの趣旨に賛同して、パートナー団体として国際会議に参加するようになりました。
IRFサミットは、世界の非民主的な国家における宗教迫害に対して声を上げるだけでなく、民主主義国家においても宗教に対する深刻な差別や迫害が存在することに着目しています。
特に日本における世界平和統一家庭連合(家庭連合)に対する解散命令請求の問題には強い関心を寄せています。
昨年の1月31日から2月1日にかけて開催された国際会議では、UPFとワシントンタイムズ財団が主催する昼食セッションにおいて、家庭連合に対する解散命令請求の問題が取り上げられました。
西洋の人権専門家たちは、日本政府の強引なやり方に対して、まるで酔っ払い運転のように正気を失っていると指摘しました。
さて今年は、2月4日から5日にかけて定例の国際会議が開催され、より強力なパネリストをそろえたディナー・セッションにおいて、再び日本の家庭連合に関する問題が取り上げられました。
このセッションは現地時間で4日の午後6時から始まりましたが、その模様はUPF-Japanの公式YouTubeチャンネルを通じてライブ配信されました。
詳しくはその動画を見ていただくとして、次回から全体の流れをご説明したいと思います。
【関連情報】
UPF-Japan Live配信
IRF Summit 2025_Tuesday Sponsored Dinner (English Only)