2025.03.16 17:00
祝福結婚への準備 17
動画「二世のための祝福結婚講座」をもとに、祝福に向かう具体的な準備やプロセスについて、毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
父母マッチングに取り組む二世やその父母の皆さまにぜひ読んでいただきたい内容です。
※本文中の内容は2020年時点のものです。最新の情報に関しましては、最寄りの教会までお問い合わせください。
(3)マッチングプロセス
⑩祝福式典参加に向けた内外の準備
最終回である今回は、祝福式典参加に向けた具体的な準備についてお伝えします。
祝福式典のスケジュール
祝福式の日程はあらかじめ公文を通して発信されるので、その時に合わせて準備をしっかりと行うようにしましょう。
祝福式典自体は一日で終わりますが、その前日に聖酒式や式典前の教育がありますし、移動にも時間がかかります。
よって公式スケジュールは、移動日も含めて3泊4日となることが多いです。
1日目は移動と集合と簡単なオリエンテーション、2日目は開会式と式典前の教育、そして聖酒式や式典準備、3日目が式典当日となり、4日目に帰国となります。
ちなみに式典準備の中には、女性はヘアメイクも含まれます。
祝福式の性格上、宿舎ごとの新婦の人数は何百人単位です。全員のヘアメイクを数十人のスタッフで行うので、翌朝の祝福式に間に合わせるために、早い人は夜9時くらいからメイクとヘアセットをします。
一度ヘアセットをすると横になることはできません。座ったまま寝るか、徹夜をするかのどちらかになります。
体力的にはかなり厳しい戦いになるでしょう。ですから体力管理、健康管理も大切な祝福準備の一つと言えます。
社会人の場合、多くのかたが仕事を休まなければいけなくなります。
日程が週末に重なる場合は休みも最小限で済みますが、そればかりは日程が発表されるまでは分かりません。
中には3泊4日分の休みが取れずに一日遅れて参加するケースや、式典終了後すぐに帰国となるケースもあります。
その場合は、式典前の教育が受けられなかったり、カップルの交流時間が持てなかったりとかなり慌ただしくなってしまいます。
また事情によっては渡韓すら難しいというケースもあるかもしれません。その際は日本国内でのサテライト(オンライン)参加が認められています。
それぞれ置かれている状況が違うので、どんなに頑張っても途中からの参加やサテライトでの参加にならざるを得ない場合もあるでしょう。
しかし、人生において最も重要ともいえる祝福式ですので、職場に事情を説明して何とか全日程に参加できるように、最大限努力してほしいと思います。
式典参加のための準備項目
次に式典に参加するための具体的な準備項目をお伝えします。
①所属教会への式典参加申請書類の提出
祝福申請の開始が公的に発信されたら、所属教会から必要書類を受け取り、作成します。
②家庭部長との面談
書類を提出した上で、担当の家庭部長と面談をし、改めて祝福式への参加の意思を確認します。
③ウエディングドレスや祝福リングの準備
所属教会に問い合わせをして詳しい内容を確認し、準備を進めましょう。
心の赤信号を見逃さない
最後に重要なことをお伝えします。それは「心の赤信号を見逃さない」ということです。
男女の結婚には神の大きな願いが込められています。皆さんもそれは十分に理解されているでしょう。
それに加えて父母の願いもあります。さらに、場合によっては周囲の願いも皆さんに降り注がれることもあるでしょう。
しかし、祝福結婚はゴールではありません。祝福を受けた後も日常は続きます。その日常は今までの日常とは違います。祝福相手との二人三脚が始まるのです。
親の願いや周囲の願いに応えようと思うあまりに、祝福結婚に対する不安を心に閉じ込めたまま祝福式に参加することはしないでほしいのです。
祝福を受けた後、残念ながら解消になってしまったというケースがあります。
その中で「実は祝福前から不安があった。しかし周囲の期待に応えようと、自分の不安を誰にも言わなかった。祝福式に参加したら不安が消えると思っていた」という理由が、実は少なくありません。
式典に参加したら、真の父母様の祝祷を受けたら、今までの不安がうそのように解消される、という奇跡は期待しないでいただきたいのです。
祝福の相手を神様に委ねることと、父母の紹介を断れないで我慢することは違います。
交流をしながら少しでも心に不安があれば神に祈り、そして父母に相談をしましょう。
もちろん結婚に向かうのは誰もが不安です。未知の領域に踏み出すわけですから、全ての不安を解消してからとなると、いつまでたっても祝福を受けることはできません。
皆、多少の不安を抱えながらも、それでも祝福結婚というステージに飛び込んでいるのです。
自分の心の不安が、乗り越えられるレベルなのか、そうでないのか、それらの判断を神に祈り、両親と相談しながら決めてほしいのです。
場合によっては教会の担当者や責任者に相談することも大切です。
「心の赤信号を見逃さない」。不安があれば共有し、解消してから祝福に向かいましょう。
そのためにも、約婚をしたらいつも以上に神に祈り、み言を訓読して、またいつも以上に父母と対話する機会を増やしましょう。
長きにわたり祝福準備と父母マッチングについてお伝えしてきましたが、祝福前の準備については以上となります。
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「祝福結婚への準備」は、今回が最終回です。ご愛読ありがとうございました。
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