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青年の希望 16

 あの『文鮮明(ムン・ソンミョン)師御夫妻メッセージ集 青年の希望』が、30年の時を超えてBlessed Lifeに掲載されることになりました。
 「膨大な文師の講話集の中から、特に日本の青年に対して希望を与えようと、日本語で語られたもの」が選ばれ、まとめられたみ言集です。
 若い世代はもちろん、全世代にお読みいただきたい、読めば読むほど、元気が出てくるメッセージ集です。(一部、編集部が加筆・修正)


(光言社・刊『文鮮明師御夫妻メッセージ集 青年の希望』〈1995年11月10日初版発行〉より)

変わらぬ愛

 私たちは、私たちの配偶者となる人が、永遠の変わらない愛にふさわしい者であることを願います。なぜでしょうか。なぜならば、真の愛は永遠であるからです。
 皆さんはただ一人の完全な配偶者を願うと思います。なぜなら、そのような愛は絶対であり、ただ一つしかないからです。

 そこで彼または彼女は、自分の配偶者に絶対の権威をもってほしいと思います。なぜなら、愛は全能だからです。
 私たちは神から生まれた者ですから、神に似て、このようなとても高い理想をもつようになったのです。

 では、皆さんは、どのようになりたいのですか。皆さんは、神に愛される子供になりたいのですか。そしてそれ以上に、私たちは自らを成熟させて、神を幸せにできるようになりたいのでしょうか。
 これは私たちの願い、野望であるのみならず、神の願いに違いありません。

 完全な家庭は、完全な個人を中心としてのみ存在できます。
 ところで皆さんはすぐに、「世界で一番美しい女性を配偶者にすれば幸せになれる」と思うかもしれません。しかし、それは違います。

 それでは、だれが世界で一番美しい男、または女なのでしょうか。世界で一番美しい男、または女は、自分の善なる目をもって善なる世界を見たいと思う人です。
 最高に美しい男、あるいは女は、何よりも自分の耳を通して何か善なるものを、そして善のみを聴きたいという人です。そして最高に美しい男、あるいは女は、自分の鼻で化粧品や何かのにおいをかぐだけではなく、世界の善なるもののにおいをかぎたいというような人です。

 最高に素晴らしい口をもった人はだれでしょうか。それは、自分の口を通して自分自身について語るのではなく、世界について語るような人です。
 世の中に対して敢然と立ち、歴史と人類のために神の立場から話そうとし、その上いつでもそうする準備のある人――そのような人こそ最も素晴らしい口をもった人であり、最も素晴らしい人です。

 いかに均整のとれた体つきをしているとしても、もし多くの人から嫌われているとすれば、良い人ではありません。その人の人格ゆえに、だれもが好きになるような人こそ、善なる良い男であり、美しい女だといえるのです。皆さん、それが分かりますか。

(続く)

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 次回は、「反対物の統一をお届けします。