2024.08.01 22:00

【テキスト版】
そうだったのか!統一原理
第3回 心を見れば、神が分かる?
めい:
 皆さん、こんにちは。
 「そうだったのか!統一原理」へようこそ。
 ナビゲーターの「めい」です。
きょうも皆さんと一緒に、統一原理を参考にしながら、幸福な人生はどのようにしたら得られるかについて考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
はると:
 こんにちは、皆さんと一緒に「統一原理」を学ぶ、「はると」です。
 よろしくお願いします。

めい:
 さて、はると君。
 目に見えない「神」という存在を一体どうやったら知ることができると思う?
はると:
 え? いきなりですね、めいさん。
 神様を知る方法なんてあるんですか?

めい:
 はると君、実は、あるのよ!
はると:
 え? すごい!
 神様を知る方法があるんですか?
 めいさん、僕、わくわくしてきました。
めい:
 神をとても遠い存在のように思うかもしれないけど、実はそうではないの。
 むしろ、「近すぎて分からない」と考えたほうがいいの。
はると:
 えぇ? 神様って近すぎる存在なんですか?
めい:
 そうなの。ある見方に気が付けば、誰もが神を知り、神と出会うことができるといえるの。
はると:
 見方、ですか?

めい:
 そう、見方。
 というわけで、今回から4回に分けて、神を知る方法について考えてみたいと思うの。
 いいかしら、はると君。
はると:
 はい!めいさん、もちろんですよ。
めい:
 人は、誰もが心を持っているわよね?
はると:
 はい、めいさん。
 「心ない人」はたまにいるけど、「心がない人」は一人もいないと思います。
めい:
 あら? はると君、いいこと言うわね?
はると:
 ありがとうございます!
 めいさんに褒められると、うれしいなあ。
めい:
 はると君、実はね。
 心といっても二つあるのよ。
はると:
 え? 二つですか?
 二つもあるんですか?
 だから人間って複雑なんだな。
めい:
 そうなの。
 一つは本心や良心、もう一つは邪心と呼ばれているわ。
 良いことをしようとする心と、悪いことをしようとする心があるというわけね。
 邪心は人間を自己中心の方向に引っ張り、悪の欲望に駆り立てる心のことなの。
 邪心だけなら、完全に悪に支配されてしまうわね。
でも、そうは問屋が卸さない!
なぜだと思う? はると君。
はると:
 それは、もう一つの心が悪と戦ってくれるからですか?
めい:
 そう! はると君、すごいじゃない!
 それが「良心」という心なの。
 私の心が善ではなく悪に向かおうとすると、それを阻止しようとする心が働くの。

はると:
 めいさん、それって「良心の呵責(かしゃく)」と呼ばれるものですよね?
めい:
 そう。実際に悪が行われてしまった場合には、その後にも心に痛みを与え続けて後悔させようとするの。
罪を犯して逃げた犯人が、自分の心の痛みに耐えかねて、自首してきたという話もよく聞くわね。
良心はそれほど強い力で、人を善に向かわせる働きをするのね。
はると:
 すごいね。良心パワー!
 僕の心の中でも良心と邪心が闘ってるんだね。

めい:
 でも、なぜ人間の心には、良心と邪心が同時に存在しているんだろう?
 それでね。
 ヨーロッパではたくさんの学者さんたちが真剣に「良心」の研究をしたの。
はると君は、ドイツの哲学者、カントという人を知ってる?
はると:
 はい。名前は聞いたことあります。

めい:
 カントは著作の中で、こんな言葉を残しているの。
 ちょっと難しいけど、引用してみるわね。
「何度もくりかえし長い時間をかけて考えれば考えるほど、いつも新たな、いよいよ強い感嘆と畏敬とで心をみたすものが、二つある。わたしの上なる星空と、わたしの内なる道徳法則とである」
カントは「心をみたすものが、二つある」と言ったのね。
 それが「わたしの上なる星空」と「わたしの内なる道徳法則」。
 「わたしの上なる星空」というのは、絶対に変わることのない宇宙の法則のこと。
 「わたしの内なる道徳法則」というのは、善を求める良心だといえるわね。
この二つが自分の心を満たすとカントは言っていたのね。
 カントだけでなく、多くの学者や宗教者たちが良心を研究してきたの。
 でもそのような心がどこから来たのかを知ることはできなかったの。
はると君はどう思う?

はると:
 カント先生や偉い人たちが分からなかったのに、僕に分かるわけがないんじゃないですか、めいさん。
めい:
 統一原理では、「良心は第二の神様」「良心は常に善に向かう心」と教えているの。
 絶対善なる神が人間を創造したその証拠が私たちの良心だというの。
 つまり、良心は神を知る手掛かりになるということね。
 私の心の中に神を知る手掛かりがあったというわけなの。

はると:
 そうだったんですね?
 神様は近すぎるほど近い存在。
 私の心の中に神様と出会える鍵がすでにあったんですね? めいさん。
めい:
 そうね。
 はると君も自分の良心に問いかけてみたらどうかしら?
 「あなたは何者ですか?」と。
きっと神の存在を発見することができるんじゃないかしら。

めい:
 皆さん、いかがでしたか?
 「そうだったのか!統一原理」
 今回はこの辺で。次回もお楽しみに!
 ではまた、お会いしましょう!