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真の父母様の孝情を学ぶ 28
小さな帆船、荒波に立ち向かう➁

 『ムーンワールド』で連載中のコーナー、「真の父母様の孝情を学ぶ」を隔週日曜日(予定)でお届けします。
 韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(真のお母様)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』からの抜粋をイラストとともにつづるコーナーです。

 今回は、「小さな帆船、荒波に立ち向かう」(122〜124ページ)からの抜粋です。

 長女の譽進(イェヂン)から始まり、子供たちが次々と生まれましたが、生活していた家が、狭いだけでなく日本式の冷える住宅だったので、出産してから体調を崩してしまいました。私は若くして、産後の病に苦しむことになったのです。

 どれほど大変な環境だったとしても、私はそれをしっかりと受け止め、楽しみを見いだしながら、幸せに過ごしました。背後で役事(やくじ)していらっしゃる神様のみ手を片時も忘れることはありませんでした。

 神様は私たち夫婦に、多くの子供を授けてくださいました。子供たちは多くの兄弟姉妹に囲まれ、狭い部屋の中で窮屈な思いをしながらも、お互いに愛し、大切にし合いながら育ちました。私は、子供たちのことを小さな神様だと感じていました。毎日頬にキスをし、温かい言葉を交わしながら、時間さえあれば子供たちのために祈りました。父母と子女が一つになり、共にあるとき、その場に神様が臨在されるのです。

 私は聖婚後、13人以上の子女を生もうと決心し、最終的に14人生みました。12という数字には、東西南北の四方を完成するという意味があります。そこに1を加えた13数は、中心の位置に当たります。それによって、摂理の完成を目指し、未来に向けて永遠に発展していける道が開かれるのです。

 これは何も、私の代にだけ該当することではありません。神様は人類を救うために、歴史を通して中心人物を探し立てながら、摂理を導いてこられました。2000年前、イスラエル民族を通して原罪のない独り子であるイエス様を救世主としてこの地上に送るに当たっても、血統復帰のために多くの段階を踏む摂理を展開されました。そのように複雑になった血統を、神様の摂理のために、私の代で一つの血統として復帰しなければならないのです。

 神様の復帰摂理がこれ以上延長してはならないので、私は天を中心とした善なる血統を正しく探し立てると決意しました。複雑な血統を、神様を中心とした純血の、真の血統へと復帰するためには、命を懸けて新しい命を生み出し、死の峠を越える苦痛に耐えなければなりませんでした。ですから私は聖婚後、たとえ何年かかろうとも、13人以上の子女を生むと決意したのです。

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 次回は、「小さな帆船、荒波に立ち向かう③」をお届けします。


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