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男女の違いと夫婦の関係 20

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!

松本 雄司・著

(光言社・刊『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』〈2019年3月30日第4版発行〉より)

第二章 男と女の違いと結婚生活

 さて、本書のメーンテーマ、「男性と女性の違いとそれが夫婦の関係に及ぼす影響」について考えてみましょう。

 夫婦の間がうまくいかなくなる原因は、「こんなはずではなかった」、つまり相手に対する失望から始まります。

 奥さんから見ると、結婚前、夫は優しくて、よく話を聞いてくれて、愛情表現もよくしてくれたのに、結婚後はぱったりしなくなった……。
 旦那さんから見ると、妻は以前は自分をいつも褒めてくれ、慕ってくれ、一緒にどこでもついてきてくれたのに、結婚してからはさっぱりだ……。
 そんなことからだんだん失望感が湧いてきます。

 やがて夫は会社一本きりになり、ほとんど妻のことは顧みてくれない。
 妻のほうは子供が生まれると子供にかかりっきりになります。子育ては精神的にも肉体的にも大変な重労働です。時には恨めしく思うこともあります。なぜ私にばかりさせるのか、夫はなぜ手伝ってくれないのか、という気持ちになることもあります。子供が二人、三人となったら、相当しっかりしている女性でも、程度の差こそあれ一種の育児ノイローゼにならない人はいません。それくらい大変です。
 そうすると、そこで疲れ切ってしまって、夫に対して気が回らなくなります。相手ができないのです。
 時々、夫が「今晩仲良くしようよ!」というサインを送っても、「いや、きょうは疲れてるから」「まだこれからお茶碗を洗わないといけないのよ」「明日は早いから」などと言ってなかなか応じません。男性はだんだんストレスが溜まってきます。

 出会ったときは期待に胸の高鳴る春、結婚したときはアツアツの夏、しかしやがて秋風が吹き始め、今や冬の大嵐ということになりかねません。

 既にお話しした通り、夫婦仲がうまくいかなくなる最も大きな原因が二つあります。

 その第一が、結婚後、相手の嫌な欠点が見えてきたとき、それに対して「ここは嫌だからいいかげんに変わってほしい」と言って、夫から妻に、妻から夫に要求を始めて、急速に険悪な関係になっていく場合です。

 第二の大きな原因となるのが「夫婦の行き違い」なのです。よく「すれ違い夫婦」という言葉を聞きますが、お互いが相手の心理をよく理解できない、そこから起こってくるトラブルです。
 「これは相手の性格なんだ」と思っていたことが、実はそれは「そもそも男性と女性の根本的違いからきている」ということが少なくありません。
 男性は自分の思考方法で考えます。自分はこうしてくれたら嬉しいから妻もこうしたら当然喜ぶだろうと思って一生懸命しているのに、妻は感動しないし、不満そうである。それを見て夫は、「こんなにしているのに」と不満になります。

 女性も同じです。自分がこうしてもらったら嬉しい。だから夫にそうするのですが、夫は喜ばない。「何だこの人は変わってる」と思ってしまう。
 しかし、こういう問題は、実は男女の生理学的、心理学的な違いに対する理解不足からくることが多いのです。

 これから男性と女性の違いを一緒に考えながら、夫婦関係がどうしたら難しくなり、どうしたらうまくいくのかを考えていきましょう。
 この章では、家庭問題の研究者である韓国の呉奎榮(O Kyu Yong)教授のリポートを土台とし、その上に著者の研究と体験を加味しながら話を進めていきたいと思います。

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 次回は、「男女の生理的・心理的違い」をお届けします。

◆『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ

◆松本雄司氏の著作はコチラから

◆同シリーズの前作「うまくいく夫婦仲の法則」はコチラから