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コラム・週刊Blessed Life 296
令和6年能登半島地震と羽田空港JAL機炎上事故

新海 一朗

 2024年(令和6年)は、11日午後410分ごろに起きた「能登半島大地震」と12日午後547分に起きた「羽田空港JAL機炎上事故」の二つの大災害をもって多難な幕開けとなりました。
 世界各地でも多くの事故や事件が発生し、困難な年を予想させます。

 1日午後410分ごろ、能登地方を震源とするマグニチュード7.6、最大震度7の地震が発生し、北海道から九州にかけ広い範囲で揺れを観測しました。
 能登半島を中心に多くの建物が倒壊し、大規模火災も発生しました。日ごとに甚大な被害が明らかになってきています。

 石川県などによると、5日午前8時の時点で、県内で合わせて92人の死亡が確認されたということです。
 また石川県は、住民基本台帳を基に5日午前9時の時点で安否が分かっていない人として穴水町、輪島市、珠洲(すず)市など、合わせて242人の氏名や年齢などを公表し、広く情報の提供を求めています。

 輪島市や珠洲市、能登町では倒壊した家屋が多数確認されていて、全体状況は確認できていないということで、各自治体が被害状況の把握を急いでいます。
 石川県内のけが人は重軽傷者合わせて少なくとも464人に上っていますが、富山県、新潟県、福井県、岐阜県の四つの県でもけが人が出ています。

 もう一つの災害は、羽田空港で起きました。2日夕刻547分、日本航空516便が羽田空港着陸直後に海上保安庁の航空機と衝突して炎上しました。
 日航516便は乗客・乗員379人全員が脱出しましたが、海保機は搭乗者6人中5人の死亡を確認しました。

 日航機516便は北海道の新千歳発羽田行きで、機体はエアバスA350ですが、会見した日航の青木紀将常務執行役員は、事故原因の究明につながる管制とのやりとりは調査中とした上で、着陸許可は「出ていたと認識している」と語りました。
 堤正行常務執行役員は、516便が海保機を視認していたかどうかについて、「調査中だが私の認識では認識できていないと考えている」と述べました。

 岸田首相は、海上保安庁の固定翼機に乗っていた6人について、「能登半島地震の対応のために搭乗していた海上保安庁の職員6人のうち5人が死亡したと報告を受けた。このかたがたは被災地、被災者のために高い使命感、責任感を持って職務に当たっていた職員で、大変残念なことで、その使命感に敬意と感謝を表し、哀悼の誠をささげる」と述べました。

 年明けに、立て続けに起きた能登半島大地震とJAL炎上事故、テレビ各局も新聞も、この二つの出来事の報道一色に塗りつぶされました。

 1日に能登半島で発生した地震を受け、2日に予定されていた「新年一般参賀」は中止となりました。
 2日朝、皇居周辺には、中止を知らせる看板が急きょ設置されました。
 天皇皇后両陛下は現地の状況に深く心を痛め、厳しい寒さの中で、人命救助や消火活動などが一刻も早く進むことを願われており、こうした両陛下のお気持ちを踏まえ、宮内庁は1日夜遅く、一般参賀の中止を発表するに至りました。

 あわただしい年初めの「大災害」という日本国内の状況は、令和6年のゆく手を暗示しているようです。
 与党自民党政権も「政治と金」の問題で、激しく揺さぶられており、政治に対する国民の信頼は地に落ちています。
 今こそ日本国民は、この国の未来を天に向かって激しく祈り求めなければならない時であると言わなければなりません。