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心情開拓
心霊を育てる生活原則(132)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』より)

10 あなたが成長するために

▲李耀翰先生

(質問4)一人だけの歩みだと、とかく信仰が弱くなってしまうのですが

 今回世界を見ての結論は、「私たちは世界的だ、全世界が注目する私たちの立場だ」と、その価値を悟ったのです。やはり自分を通して全体、世界、永遠の価値を知らなければならないのです。

 そうでない世間の人たちは、枯れた木の葉みたいです。風が吹けば、何もない。

 私たちの立場は貴重です。任された立場は神様が必要とされて置かれているのであって、私たちは神様の立場から見るべきであって、自分の任された立場で、どれほどその価値を悟れるか、影響を与えるかという問題なのです。伝道とは、「原理を聞け」と言うのが伝道ではなく、私たち同士、どれだけ情的に授受するかということが伝道なのです。心情の伝道があり、生命の接触、これが本当の内容、永遠の伝道ではありませんか。

 価値ある人は、たくさんの人と付き合っていないのです。一人と交わってみて、長く忘れられないように付き合うのです。イエス様は何十万、何百万名を集めて話したのではなく、一人、二人を人類のごとく愛したのです。大先生は「韓国で勝利した」と言われても、韓国の民衆の前に現れたことはありません。

 年取ったおばあさんを中心として、何年も暮らした期間があります。神から「行け」と言われて尋ねて行った平壌(ピョンヤン)で、一人のおばあさんに尽くして暮らされたのです。そして世界的に勝利されたのです。これを勝利して、今どんどん世界的に伸びているのです。

 大先生において、生涯誇るべきことは、平壌での出来事でしょう。牢屋の中で同じ仕事を3年間やりながら、そこで天宙的な価値を立てた。イエス様は十字架の上で価値を立てた。勝利の決定をした。信仰というものは、不信される立場で、認められない場所で立てられるのです。

 今まで、私たちは大勢の前では信仰を守ってきたのです。真剣な表情でやってきたのです。しかし、一人の時になると信仰を捨ててしまっている。イエス様とは反対なのです。私たちは一人でいる時、不信される立場にいる時こそ、今神がどのように私を眺めておられるか、尋ねてきておられるかを、よくよく考えてみなければならないのです。

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 次回は、「もう一度刺激を受けて復活するためには」をお届けします。


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