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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第162回 マルクス主義に対して文鮮明総裁はどのように語っていますか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は、「マルクス主義に対して文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁はどのように語っていますか?」という質問に対してお答えします。

 マルクスは人間の疎外問題を解決し、人間を解放しようと立ち上がりましたが、現実の共産主義社会では、より一層人間は疎外されるようになりました。

 マルクスの出発点であった人間の解放と自由の実現は、人間の本来の理想にかなうものでした。しかしマルクスの選んだ道は彼の意図に反して、人間の解放ではなく、人間をより一層蹂躙(じゅうりん)する道でした。

 従ってマルクス主義者は、人間解放の原点に帰り、真の人間解放の道を新たに求めるべきなのです。

 文鮮明総裁も「マルクスには根本的な間違いがあった」と語っています。
 そのことに関する内容を紹介します。

 「私は40数年前からマルクス主義の反対者でした。私がカール・マルクスが嫌いだったからではありません。カール・マルクスが人間の苦痛と搾取に憤慨した点は正しいのです。しかし、それと同時にマルクス主義は、神様はいないと主張しています。
 しかし、私の明らかな霊的な体験によれば、神様は私に『神は存在する。神の心情を尋ね求め、それを知ること以上に重要なことはない』ということを見せてくれました
(『真の御父母様の生涯路程⑨』97ページ)

 「共産主義の理想は、人類社会の中で階級間の搾取をなくし、階級のない社会を建設しようとすることであります。しかし、共産主義の最大の問題点はその無神論であり、神を否定した土台の上で理想世界を建設しようとするところにあります。
 また現実の共産主義体制の下では、一部の独裁者の私意によってすべてのことがなされてしまうところに問題があります
(『為に生きる 改訂版』255ページ)

 「皆様は、共産主義者がなぜ私と統一運動に対してこのような恐れと敵意を抱いているのか、さらに我々を破壊する為になぜ必死になっているかについて、よく理解できないかもしれません。
 皆様も知っているように、共産主義の究極目的は無神論的唯物論を唯一の“真理”とする共産党の一党独裁です。共産主義理論は労働価値説・剰余価値論・史的唯物論・弁証法的唯物論などからなり立っていますが、これらは虚構の理論にすぎません。これらすべては暴力革命を正当化する為に使われているのです。
 今日まで歴史上、共産主義の恐ろしい現実を克服できるのは何もありませんでした。しかし、統一思想は共産主義の虚構を暴露しています。共産主義者はこれを知っており、その為統一主義をその根源から抹殺しようとしています。共産主義者はその本性が暴かれるのをとても恐れているのです
(『為に生きる 改訂版』275~276ページ)

 このように、「神の存在と神の心情を尋ね求めること」や「共産主義の本質を知ること」が重要です。

 19世紀に共産主義という無神論・唯物論が誕生し、20世紀は善悪交差する終末の時代であり、21世紀から新しい時代が始まるようになります。

 幸せと自由を求めた解放運動の原動力は、共産主義のような「憎悪や闘争」ではなく、人類に対する「真の愛」になるべきです。

 共産主義も、理想的な世界、私たちの心に平和をもたらすためには、「物質」よりも「愛」が必要だという理論を立てる必要があります。

 今こそ、人類が一つの家族のようになる共生・共栄・共義主義社会を実現する運動が必要なのです。

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