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うまくいく夫婦仲の法則 36

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「うまくいく夫婦仲の法則」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 目指すは「夫婦仲良し、円満一家、どんな嵐もどんとこい」! 輝く夫婦、幸せな家庭を築くための秘訣(ひけつ)をご紹介します。

松本 雄司・著

(光言社・刊『二人で学ぶ うまくいく夫婦仲の法則』〈200251日初版発行〉より)

第四章 どのようにして夫婦愛を育てるか

3 二人が仲の良い夫婦になるには

※「A愛妻度」は第20回、「B愛夫度」は第21回を参照

⑰素直にあやまろう(B-⑯)

 「ごめんなさい」の一言で、10年来の夫婦のわだかまりが解け、仲の良い二人になることができたという例をたくさん知っています。反対に、最後までその一言が言えないで、離婚にまで至ったカップルもあります。

 誰でも失敗はあります。「過ちて改めざる。これを過ちという」という賢人の言葉があるように、本当の過ちは、犯したのに「詫びもせず、改めようともしないこと」にあります。もし、暴力や暴言で相手を傷つけてしまったと気づいたら、素直に心から「ごめんなさい」と言うことです。

 日常生活で夫婦がうまくいく秘訣の一つは「ごめんなさい」と素直に言うことです。互いに意地を張り合っている場合は、なかなか言えないのです。これを男性の方に先に言わせようとして失敗することは少なくありません。男性を立てて一歩譲る。「負けて勝つ」のです。そういうことを素直に言える女性は賢明で、男性にとってはかわいらしく魅力的な女性です。

⑱夫婦の性生活を大切にしよう(A-⑲、B-⑲)

 結婚生活がうまくいくためには、性生活において互いに満足しているかどうかがとても重要です。特に、男性にとっては、性生活を無視しては夫婦の愛情を維持することが難しいとさえ言えます。

 夫が、事前に言葉や態度で妻に対して優しい愛情表現をすることもなく、いきなり肉体的欲求を満たすためだけに乱暴に扱ったりすると、妻は嫌悪感を持つことも少なくありません。一般的に女性は、愛情の伴わない性行為を嬉しく思ってはいません。

 また、妻が子供や仕事のことで頭がいっぱいだったり、更年期に入ってわずらわしくなったといって、夫の希望を無視したり、性生活に応じなくなったりすると、急速に夫婦の関係が冷却し険悪な関係になることも少なくありません。性生活は、夫婦だけに与えられた神様の賜物であり、愛情交流の究極の形でありますから、これを前向きに受け止め、尊く思い、大切に扱い、身も心も完全に一つになった感動を味わうことが夫婦愛を無限に深めていくことにつながります。

 結婚生活においては、男性と女性の違いがよく分かっていないことが、実は大きな障害を生み出します。男女の心理学的・生理学的違いと夫婦の関係については、このシリーズの第二作で詳しくお話ししようと思います。また、夫婦の性生活の大切さについては、第三作で改めてふれることに致します。

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 次回は、「広い心を持とう……本物の愛を探す」をお届けします。


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