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うまくいく夫婦仲の法則 31

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「うまくいく夫婦仲の法則」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 目指すは「夫婦仲良し、円満一家、どんな嵐もどんとこい」! 輝く夫婦、幸せな家庭を築くための秘訣(ひけつ)をご紹介します。

松本 雄司・著

(光言社・刊『二人で学ぶ うまくいく夫婦仲の法則』〈200251日初版発行〉より)

第四章 どのようにして夫婦愛を育てるか

3 二人が仲の良い夫婦になるには

※「A愛妻度」は第20回、「B愛夫度」は第21回を参照

⑪「ありがとう」のひとこと……ねぎらいと感謝を(A-⑪、⑭、B-⑩、⑫)

 家庭問題に関するリポートによれば、夫婦がうまくいかなくなる原因のひとつに、家事や育児に対して夫の理解と協力がないということがあります。

 A-⑪、日常の中で「ありがとう」と、ねぎらいの言葉をかける。これが大事です。

 案外私たちはこれを言わないのです。なぜか。当たり前と思っているからです。妻が夜遅くまで食器を洗って片づけ物をしている。そういうときに、それを当たり前と思ってしまえば、確かに当たり前です。しかしそのとき一言、夫から優しい言葉をかけてあげたら違うのです。あるいは、妻が子供の世話をずっとしています。育児も実際は重労働なのです。一週間でも夫がやってみたらお手上げです。でもそれを当たり前と思っている場合が多いのです。家事と子育てで心身ともに疲れます。だから結婚して何年かしたら奥さんは、あるとき深い哲学的な問いをして悩むのです。「なぜ人間は食べるんだ……」。三度の食事を準備して片づけるというのは大変なことなのです。

 でも、そういうことに対して夫が全然無頓着で、当たり前というような態度しか取っていないと、奥さんのストレスはどんどん溜まってきます。そして、「ねえあなた、私だけの子供じゃないのよ、あなたの子供なんだから、たまには一緒に遊んでやったり、宿題を見てやったり、もっと面倒見てくれたらどうなの。隣のお父さんなんて、よくやってくれるらしいわよ」と皮肉を言いたくなってきます。

 あるいは家事を全然手伝ってくれないと、

 「ねえあなた、たまには手伝おうというくらいの気持ちにならないの。今は昔と違うのよ。男だって少しは家事をしてくれなくちゃ。特に私はパートしてるんだから……」と言いたくなるのです。

 実際に手伝ってくれれば一番良いですが、もしそれができなければ、せめて「ねぎらい」の言葉をかけてくれるだけでも嬉しいのです。

 「子供のことをあんたに任してばかりで悪いね。苦労かけるね」

 「炊事や洗濯、いつも遅くまで大変だね。冬は冷たくて大変だね」

 そういう優しい一言、ねぎらいの言葉でもあれば、「ああ夫は分かってくれているんだ」と、とても夫の愛情を感じるのです。

 ところがそういう一言も言わないし、手伝いの一つもしない夫であれば、「本当にこの人には愛情があるんだろうか」と腹の中で感じてしまうのです。そういう意味では、「ありがとう」とねぎらいの言葉をかけるのはいいことです。

 また、A-⑭のように、妻がつくってくれた料理や弁当を食べるとき、何も言わずにただ食べるだけというのも無神経です。「このおかずは何?、おいしいね」「ちょっと辛いね」「うーん、すごくおいしかった。ごちそうさん!」とか、何かの感想や感謝の一言を言ってあげたいものです。

 妻としては、夫が買物を手伝ってくれたり、家の修理をしてくれたり、重いものを持ってくれたりしたときに、「ありがとう、助かったわ」「お疲れさま、はい、お茶をどうぞ!」とか、感謝の言葉を言うべきです。「男だから当たり前じゃない……」という態度であったなら、「もうやってやるもんか」という気持ちになりさっさと出かけてしまうかもしれません。男性は感謝されると「このくらいのことでそんなに喜んでくれるんなら、またやってあげよう」という気持ちになります。

 特に、B-⑩にあるように、夫から給料袋を受け取るときは、心からの感謝とねぎらいを言葉と態度で表すべきです。今の時代、家族を不自由なく養うだけのお金を稼ぐということは決して簡単なことではありません。

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 次回は、「相手の話をよく聞いてあげよう」をお届けします。


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