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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第150回 人間は死んだら死後の世界に行くのでしょうか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は「人間は死んだら死後の世界に行くのでしょうか?」という質問に対してお答えします。

 人間は誰もが、程度の差はあれ、「人は何のために生きるのか?」という答えを求めて生きているのではないでしょうか。

 それと同時に、「死んだらどうなるのだろうか?」という疑問を抱いて生きているのではないでしょうか。

 日本人の平均寿命が80歳台まで延びたといっても、人はいつか必ず死ぬことは明確です。
 死んだらどうなるのか分からず生きることは、行き先の分からない電車に乗るようなもので、不安になるのは当然です。

 死に対してはいろいろな考え方があります。
 死とは、存在そのものが消滅することでしょうか。それとも無意識の状態で永眠することでしょうか。あるいは、土に帰ることでしょうか。

 結論から言えば、人間は死後、霊界に行き、霊界で永遠に生き続けるのです。

 霊界が実在するということは、人と人との関係も永遠に続くことを意味するのです。

 ですから、死ぬ前に霊界のことをはっきり知る必要があります。それは亡くなってから幸せに生活する準備のためです。
 その準備ができていない分だけ、困難で切ない霊界での生活となることでしょう。準備をした者は良い生活ができるということです。

 試験のための準備、就職するための準備、旅行のための準備など、準備の大切さは実生活で誰もが味わっていることではないでしょうか。
 いくら努力したとしても、霊界がどのような世界かを知らなければ、その努力は的外れになってしまうかもしれません。
 何を、どのように、どれだけ準備すべきなのかを知る必要があります。

 それでは、霊界はどのような世界なのか、現実世界と比較して説明します。

 霊界での人間も、明らかに霊的な体を持っていて、それを統一原理では、「霊人体(れいじんたい)」と呼んでいます。
 視覚、聴覚、触覚、味覚などの感覚もあり、生きているときと全く変わらないようなものだといいます。

 人間は死ぬと、衣食住の苦労から解放されて、とても楽になると言う人がいますが、そうではありません。衣食住は、死んでからもあります。

 また、亡くなることを「永眠する」と言いますが、そうではありません。人間は、死後、新しい霊界での生活を出発し、霊界での衣食住の生活が始まります。

 この世では、お金持ちで衣食住が豊かな人と、とても苦しい生活の人と、まずまずの生活の人がいます。

 霊界の天国は、思っただけで、食べること、着ること、住居というのが思いどおりにできる所であり、衣食住の苦労は全くすることはありません。
 しかし死んで楽になるというのは、天国に行った場合に可能なことです。

 霊界で大切なものとは、「真の愛」です。
 人のために尽くす、与えるということは、どちらも愛ですが、真の愛は尽くしたことを忘れ切る愛、無償の愛、無条件の愛です。

 尽くしたことをしっかり記憶しながら見返りを要求し、尽くしたことを強調し、見返りがなければ怨(うら)みに変わってしまう、愛しながら憎しみに転換していく、そのような愛は真の愛ではありません。

 真の愛を自分自身のものに体得する、真の愛を実践するためにお金を使い、知識を使い、技術を使い、自分の命と生涯を真の愛の実践につなぐことが大切な生き方になります。

 真の愛で生きることこそ、霊界の天国に行くための人生です。

 このように、霊界についてよく知って準備することをお勧めいたします。

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