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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第149回 臨死体験は本当にあるのでしょうか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は「臨死体験は本当にあるのでしょうか?」という質問に対してお答えします。

 臨死体験とは、死にひんした人が死後の世界を垣間見て、再び帰ってきたという体験です。

 バージニア大学名誉教授で精神科医のブルース・グレイソン教授は、何十年にもわたり、何百もの臨死体験のエピソードを収集してきました。

 アメリカの精神科医のレイモンド・A・ムーディ・Jr.医師も、このような臨死体験の実例をたくさん集めました。

 これらの医師が臨死体験の収集をしたことが、とても貴重な資料となっています。
 その結果からも臨死体験はあると言わざるを得ません。

 人間は死んだ直後、どうなるのでしょうか。
 体験者たちが口にする不思議な現象は、多くの共通点があるといわれます。

 ある臨死体験者は、心臓の機能が麻痺(まひ)して、心不全で亡くなりました。
 「気が付くと、次第に自分の体が上昇を始め、天井のすれすれまで漂うようになり、そして蛍光灯を横からはっきり見た」と言っています。

 下を見ると、自分の体がベッドの上に横たわっています。その体を一生懸命蘇生させようと、医師や看護師が何度も電気ショックを与えているのです。
 「先生、やめてください。体が傷つきます」と必死になって叫びますが、医師たちには全く聞こえていないようです。

 医師の手を振り払おうとしますが、その手が医師の手をすり抜けていきます。
 病室に看護師が入ってきたのでよけようとしましたが、看護師は体を通り抜けてしまいました。

 「見えるし、聞こえるし、感じるのに、どうして私の声は人に聞こえず、どうして私の手は通り抜けていってしまうのか…どうやら自分は死んだのかもしれない」と思うようになります。

 すると、既に亡くなった親族や友人らが天井に集まっていたというのです。いわゆる「お迎え」がそこに来ていることを見るのです。

 その後、慈悲と慈愛の塊のような光が近づいてきて二つの質問をしました。

 「あなたは死に先立って、心の準備ができていますか?」

 「あなたは自分の人生を振り返って、満足のいくことをしましたか、あるいは私に見せられることをしましたか?」と問いかけられたそうです。

 そして自分の人生を振り返るために、目の前に、生まれてから息を引き取るまでの人生の歩みが再現されたそうです。

 これを「フラッシュ・バック」とも言いますが、それはカラーで、映画のように動き、立体的であるといいます。

 この後、「灰色の霧の壁」「大きな川」「うっすらとした柵」などの境界線が出てきます。

 ある人は、船に乗って向こう岸に向かって行くと、向こう岸に亡くなった親族が立って、自分を手招きして呼んでいたと言います。
 しかし自分は、今そこに行ってしまっては駄目なのだと必死に叫んでいるうちに、向こう岸に着く瞬間、再び元の岸に戻り始めたそうです。

 そして、よみがえったのです。
 どうやら、「向こう岸」といわれているものが、霊界に完全に入るか入らないかの境界線のようです。

 柵を乗り越えず、向こう岸に渡らず、何らかの形で再びこの世に戻ってきた人たちが臨死体験者ということになります。
 このような不思議な現象が、生命は死によって完全に終わるものではないことを物語っています。

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