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43とも倶楽部誕生物語 41
アスター学習法

櫻井 晴信

 今話題のユニークな読書会、「43とも倶楽部」。本シリーズでは、「43とも倶楽部」がどのようにしてつくられてきたのか、その誕生の物語をお届けします。

 どのような環境でも圧倒的な成果を出すために、ユダヤ人は独特の学習法を生み出してきました。
 それが「to be a star学習法」略して「アスター学習法」です。

 ユダヤ人の格言に「全ての結果は習慣の連続体である」「習慣が変われば結果が変わる。結果が変われば人生が変わる」というものがあります。

 良い人生を送りたいならば、良い習慣を身に付けることが大事です。学ぶことが楽しくなる方法が「アスター学習法」です

 アスター学習法は、五つのステップに分かれています。

Aattend:参加する)
Sstudy:学ぶ)
Tteach:教える)
Aapply:応用する)
Rreviewreport:復習と報告)

 Aは、本気で参加する。ながら学習やしぶしぶ取り組んでも効果は出ない。

 Sは、ノートの取り方。1ページを半分に区切って、左側にセミナー中に気付いたこと、ヒント、アイデアを自分の言葉で書く。
 右側に習ったことに対して自分が「これをやろう」と感じたこと、実践したいことを書く。

 主体性が引き出されるこのノート術は、自分の人生を変えるエネルギーとなります。

 Tの説明の前に二つの学説を紹介します。
 ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス博士が発表した「忘却曲線」によると、人間は覚えたことの73%を2日間で忘れてしまうそうです。
 しかし、アメリカの精神科医のウイリアム・グラッサー博士によると、覚えたことを誰かに教えると90%も記憶が定着するそうです。

 この学説が示すように、覚えたことをすぐに誰かに話すことを習慣にさせると、確実に記憶が定着します。
 特に学校で勉強したことを親が上手に聞き出し、思い出すことが楽しくなるようにさせると良いのです。
 これを「子供先生」と呼んでいます。

 Aは、これまでのアテンドとスタディーとティーチを習慣化させる。

 Rは、一人で勉強しているとどうしてもサボったり、だらけてしまったりしてしまいます。
 それを防ぐために監視役の「アカウンタビリティーパートナー」を付け、その人に進捗状況を報告させます。
 最初は面倒でも、続けていくうちに報告することが当たり前になり、しないと気持ちが悪くなります。

(続く)

参考:『ユダヤ大富豪に伝わる最高の家庭教育』(天堤太郎・著、青春出版社)