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うまくいく夫婦仲の法則 19

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「うまくいく夫婦仲の法則」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 目指すは「夫婦仲良し、円満一家、どんな嵐もどんとこい」! 輝く夫婦、幸せな家庭を築くための秘訣(ひけつ)をご紹介します。

松本 雄司・著

(光言社・刊『二人で学ぶ うまくいく夫婦仲の法則』〈200251日初版発行〉より)

第四章 どのようにして夫婦愛を育てるか

1 愛情表現の苦手な日本人

 ここで一つ大きな課題が出てきます。それは、夫婦の問題だけではなくて親子の関係でも、友達の関係でも、親戚同士でも、一般の付き合いでも、われわれ日本人は愛情表現がとても苦手で不器用であるということです。

 「愛情などというものは、いちいち言葉に出して表すものではない」「口で言わなくても悟るものだ」「以心伝心の世界だ」、そういう考えが強いのです。

 ちなみに、日本と欧米とでは、愛情表現に大きな違いがあります。特にアメリカでは、夫婦の間で「アイ・ラブ・ユー」と一日に何回か言わない夫婦は、おそらく時間の問題で別れると思います。これは“ジョーク”ではありません。実際、アメリカに行ったとき、友人から、そういうことを何度も聞いたことがあります。多少儀礼的かもしれませんが、「アイ・ラブ・ユー」と愛情をはっきりと言葉や態度で表現します。

 では日本人は愛情がないのかといえば、愛情はあるのです。「奥ゆかしい愛情」が。しかし、実際は奥ゆかしすぎて相手にあまり伝わっていないことが多いのです。「自分にも愛情がないことはないんだ、あるんだぞ」と思いながら、一生言葉にも表さないし、態度にも表さないとしたら、果たして相手にどの程度伝わるでしょうか? 実際には伝わっていないのです。伝わらないとしたら、相手から見たら「ない」のと同じです。非常にもどかしい限りです。

 だから、奥さんから見たら、夫は一応家にちゃんと帰ってくるし、給料は渡してくれるし、作ったご飯は食べてくれるし、たまには手土産もくれる……、「まあ私を憎からずは思ってくれているらしい」という程度には伝わるのです。喜びもまあまあというところでしょう。しかしはっきりと、「ああ、私は愛されている!」という実感は確認できないのです。

 日本や韓国の男性は、「愛情なんていちいち口に出して言わなくてもいいんだ、目と目で分かればいいんだ」、こう考えている人が多いと思います。ここで一つ質問します。

質問1、「結婚以後、きょうの日まで、夫(あるいは妻)から『あなたを愛している』とはっきり言われたことがありますか?」

 「はい・いいえ」

 「はい」とお答えになった方に、さらにお聞きします。

質問2、「この一年以内に、相手からはっきりとそう言われたことがありますか?」

 「はい・いいえ」

 読者の皆さんの答えはいかがでしょうか。

 この質問を、講演のときに、参加者の方々にしてみます。すると、「はい」と答える方は100組の夫婦の中に、質問1では10組〜20組。質問2では5組〜10組です。

 女性に本音を聞いてみると、やはり、「さみしい」「つまらない」と言うのです。

 男性はどうですか? 皆さん、どうしますか? 棺桶に入るまでとうとう一度も愛情表現しないままに逝ってしまいますか?

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 次回は、「夫婦の『愛情度』診断表~あなたの愛妻度(夫用)」をお届けします。


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