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うまくいく夫婦仲の法則 14

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「うまくいく夫婦仲の法則」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 目指すは「夫婦仲良し、円満一家、どんな嵐もどんとこい」! 輝く夫婦、幸せな家庭を築くための秘訣(ひけつ)をご紹介します。

松本 雄司・著

(光言社・刊『二人で学ぶ うまくいく夫婦仲の法則』〈200251日初版発行〉より)

第三章 夫婦がうまくいくための第一の秘訣

 結婚して夫婦がうまくいかなくなるのはなぜなのか。また、夫婦が仲良くなるにはどうしたらよいのか。そういう問題についてこれから一緒に考えてみようと思います。それがこの本を著す目的です。

1 結婚生活が暗転する二つの原因

 結婚生活の破綻には様々な原因があります。どちらかが多額の借金を作ってしまう。夫の浮気、妻の不倫、酒乱、暴力、親戚との折り合い……等々ありますが、これらは外的な問題です。その背景にはもっと本質的な夫婦の心情関係があります。結婚生活において、夫婦の心情関係がうまくいかなくなる理由には、特に、大きな二つの原因があります。

①夫婦関係が険悪になる第一の原因
 それは、結婚後に相手の欠点、嫌な癖、嫌な面が見えてきて、そこから起こってくる問題です。

 相手に対して、「ここが嫌だから変えてほしい、こうあってほしい」と要求を始める。その瞬間から非常に険悪な関係になっていくことが多いのです。それがどんどん悪循環した場合には、最後は、ののしり合いのような関係になってしまいます。最初はちょっとしたことから出発するのです。

 あるとき旦那さんが奥さんに、

 「おい、おれはあんたのこういうところが嫌いなんだ。だから変えてくれ、前にも言っただろう。いっぺん言えば分かるだろ」

 そうしたら奥さんが、

 「あ、そうでしたか、ごめんなさい。私忘れていました。これからは気をつけて必ず変えますから……」と言うでしょうか? そういう人はよほどできた人でしょう。

 奥さんはカチンときて、

 「何よ、そんなこと結婚する前から分かっていたはずでしょう。そんな小さなことを気にするなんて、あんたこそ男らしくない!」と言って、素直になれないのです。すると夫は、変わろうと努力しない奥さんに対して、「まったくかわいげもない。コンチクショー」ともっといじめたくなります。そうして悪循環になります。

 逆も同じです、奥さんから、「あなたのこんなところが嫌です。いいかげん変わって下さい」と言われた。そのときに、

 「いや、それは悪かったね。変わるように鋭意努力するよ」と言うような旦那さんはめったにいません。カチーンと来て、

 「それがどうした、文句あるか。おまえこそ、いいかげんにもっとやせろ」などと逆襲されます。そうすると奥さんは奥さんで、

 「私が言ってあげないともう誰も言ってくれないんだから、夫のためと思って指摘してあげているのに、それを全然素直に聞こうとしない。根性まで曲がっているんだわこの人は。もっと素直な人だと思って結婚したのに、とんだ見込み違いだったわ」

 こう思うようになって悪循環です。どんどん行き違いが大きくなってくるのです。

 言ったことを受け入れて素直に変わってくれれば、かわいいと思ってもっと愛してあげたくなるが、意地になって変わろうとしないともっといじめたくなる。これは悲劇的な悪循環です。お互いに要求し合えばし合うほど、二人の関係は険悪になります。それが重なって、とうとう離婚ということになりかねないのです。

②夫婦関係が険悪になる第二の原因
 夫婦間にズレが生じるもう一つの理由があります。それは次の巻で詳しくお話ししますが、「男と女は非常に違う」ということを分からないか、あるいは感じてはいても認めようとしない、そういうところから生じる行き違い、誤解、不信感から険悪な関係になるというケースです。つまり、ものの考え方も、受け止め方も、願うことも、男と女では違うんだということに対する理解がないと、結婚生活は時間の問題で破綻していきます。男と女がいかに違うかということを、私たちは分かっているつもりなのですが、実は分かっていないことが多いのです。私もこれを研究してみて、自分でも分かっていなかったことがたくさんありました。この男女の違いを詳しく知ることが、夫婦二人がうまくいくために不可欠なことなのです。このことが分からないか、あるいは軽く考えていると、行き違いと相互不信が起こってきます。

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 次回は、「相手の嫌な面が見えてきたとき/相手を変えようとすると」をお届けします。


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