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信仰の伝統
教会創立以前から文鮮明先生に侍って(96)

 家庭連合の信仰の長兄である金元弼(キム・ウォンピル)先生(1928~2010)の講話をまとめた書籍、「信仰の伝統」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 本書を通じて神様の深い愛と文鮮明先生の心情の世界、信仰の在り方を学ぶことができます。

金元弼・著

(光言社・刊『信仰の伝統 教会創立以前から文鮮明先生に侍って』より)

第二部[講話集]生命と愛と理想を懸けて
四、メシヤと霊界

▲金元弼先生

自分自身で悟る

 霊能者は、先生の前に出ると、本当に子供のようになっていきます。霊能者は、「天国はこうである、あるいは地獄というものはこうである」と、いろいろな形でもって教えられるのです。

 しかし、啓示されること自体が重大なことではなく、どのようにしてこういう啓示があったのかを原理的に整理していくことが、非常に大切なのです。「なぜ、そういう話をするのだろうか」という原因を教えてくれる人が必要です。神が私たちに見せてくれることの背後にある神の心が問題です。

 霊眼が開けない人にいろいろなことを見せてあげると、初めは非常に素晴らしいと思うかもしれませんが、それが繰り返されると、自分自身、恐ろしい気がするのです。私たちは誤った考え方をしていても、「自分自身がこれを直していかなければ」と、自分で悟る期間があります。しかし、霊能者は、自分が誤ったことをそのままやっていきます。

 ですから、私たちは人から証されて反省するよりも、自分自身で悟って反省していくほうがもっといいのです。ところが、自分で悟っていく期間が与えられずにそのままいくから、初めのうちは素晴らしいという考えをもつかもしれませんが、それが続けば恐ろしくなるのです。

 そういうやり方は、僕(しもべ)を教育するやり方です。先生は、子女の位置にある者への教育は、知っていても知らんふりしながら、何とかその人の心を促し、悟らせていく教育方法を採られるのです。

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 次回は、「闘いの生活の中で先生に会う」をお届けします。


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