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【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』100号(2021年春季号
「神様と共に育む祝福家庭の子育て相談」

家庭教育局家庭教育部部長 蝶野知徳

 私が保育園にお迎えに行っても、子供がすぐに帰ってくれなくて困っています。ですが、夫だとすぐに帰るようです。どうしてでしょうか?

 それは、ママの言うことを聞かないのではなく、ママにしてほしいことを、園の遊具を使って表現しているのです。
 お迎えにきたママの顔を見た瞬間、浮かんでくるのは、〝家でとても忙しいママ〟。だから家に帰る前の、自分とママだけのこの時間、「ママと過ごしたい」と思って、その願いを行動で訴えているんですね。
 だからといって毎回、園の遊具で一緒に遊ぶというのも大変です。
 なので、これからのことを考えると、家で一緒に遊ぶ時間をつくるようにしたほうがよいでしょう。子供もそれが分かると、すぐに家に帰ってくれるようになります。
 子供は、迎えにきたママに対して反発しているわけではありません。「ママと僕だけの時間を過ごしたい!」という、大好きなお母さんへの〝愛のサイン〟なのです。ですから、聞き分けのない子だと叱ってしまうのは、ちょっともったいないですよね。
 子女を通して、神様はさまざまな角度から〝体験させたい愛の世界〟があります。関心を持って見れば、いろいろなことが見えてくるものです。
 パパのお迎えのときはすぐ帰るという場合、「ママと遊ぶ時間を持ちたい」と思っているのに、その場にママがいないから、訴えようがない。だから、パパが来たらしかたなく、すぐに帰るのです。
 今回は〝子供を早く帰らせるための方法〟というよりも、〝お母さんの愛を求めている、子供のサインに応えていこう〟ということになります。
 家事などで忙しい毎日ですが、短い時間でもよいのです。子供がしてほしいことを聞いてあげ、一緒に遊んであげてください。子供も「自分のために時間をとってくれている」と感じれば、愛を確認し満足します。そうなれば、早く家に帰りたいと思うようになるでしょう。

【ここがポイント】
 神様は生活圏を通して、さまざまな角度から愛の世界を体験させようとされます。すべては愛のために起こるのです。子女の本性の願いや訴えから、そのような神様の願いをつかんでいこうとすれば、たくさんのことが見えてくるでしょう。

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 このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。

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