平和の大道 16
国際的枠組み作りが必要

 皆さんは、『平和の大道』という書籍をご存じでしょうか。著者は、一般財団法人国際ハイウェイ財団の理事長、佐藤博文氏です。
 同書は、国際ハイウェイ財団が推進する「国際ハイウェイ・日韓トンネル」プロジェクトの意義や背景などについて総合的に理解することのできる貴重な一冊です。
 Blessed Lifeではその一部を抜粋して紹介してまいります。ぜひお楽しみに!

佐藤 博文・著

(『平和の大道-国際ハイウェイ・日韓トンネル-』より)

具体的・現実的方策

①「六カ国協議」と「北東アジア共同体構想」
 38度線が撤廃され南北が分断状態から解放された後に、北朝鮮内のインフラ等の整備にかかる統一の経費は、前述のように約150兆円と言われる。統一により軍事費が大きく削減されるにしても、韓国の国家予算の10倍ほどの膨大な費用は、韓国一国だけでは到底まかないきれない。日本、中国、米国、ロシア等の周辺諸国はもちろん、国際的な機関からの支援が必要である。今から国際的支援体制を組むための国際的枠組み作りが必要である。

②日韓米中心に中・露の覇権主義の防止
 中国とロシアが軍事的覇権主義国となって復活しつつあり、それが現下の世界平和の主要な脅威である。中国の覇権主義は、東アジア全域の支配に留まらず、世界征服まで狙っている。まず韓半島において彼らの進出を防ぎ、その野望を打ち砕かねばならない。それゆえ中国、ロシア主体の南北統一を許容してはならない。そのためには日韓米主体の対北経済支援が重要である。特に日本は、日朝国交回復を早急に実現し、対北経済支援の体制を整備することが重要である。

日韓トンネル・国際ハイウェイ建設

 日韓トンネル・国際ハイウェイは、日本と大陸の連結、日韓の一体化、日韓の歴史的怨讐関係の解消、北東アジア共同体の大動脈建設、東アジアの平和構築、南北統一の契機となる世界平和のための歴史的一大プロジェクトである。

 韓半島の統一が前提だが、韓半島に国際ハイウェイをつくることにより、北朝鮮の解放を促す契機を与える効果が大きい。日韓トンネルが完成し、韓半島に国際ハイウェイが建設されれば、韓半島が東アジアの物流の一大拠点となり、北朝鮮の地域も繁栄する。中国東北部も含めてこの地域一帯が一大経済圏として発展すれば、中国が軍事的に日本や韓国に進出する必要性すらなくなり、中国の覇権主義の野望を打ち砕く効果も期待できる。

 日韓トンネル・国際ハイウェイプロジェクトは、古代ローマ帝国においてローマ街道が平和と繁栄と文明創造のインフラとなったように、東アジアにおいて新文明創造のインフラとなる。

 日韓トンネル・国際ハイウェイプロジェクトは、南北平和統一運動のシンボル(象徴)ともなり得る。「国際ハイウェイによる南北統一」のスローガンを掲げて運動をすれば、多くの人々に夢と希望を与えるに違いない。

 日韓米の主導で日韓トンネル・国際ハイウェイを建設すれば、日韓米が中露北に対して主導的な立場に立つことができ、東アジアの平和建設の主導権を確保するようになる。日韓トンネルにより日韓が一体化すれば、韓国が北朝鮮に対して主体的立場に立つこともできる。

(『友情新聞』2012年9月1日号より)

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 次回は、「在日同胞は怨讐関係解消の主役に」をお届けします。


◆『平和の大道 ―国際ハイウェイ・日韓トンネル―』を書籍でご覧になりたいかたはコチラへ(韓国語版もあります)


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