アングル~情報戦に勝て。46
群衆を操るメディア

 「共産主義(マルクス共産主義)」や「全体主義」というものは過去の話であって、今の日本社会にとっては話題にもならない事柄だ、と捉えてはいないか。
 しかし現実は、共産主義や全体主義の影響がいつの間にか私たちの社会に浸水し、すでに膝まで漬かってしまっているような状態だとしたら…。

 今回紹介するのは、世界日報125日付「メディアウォッチ」欄から、「『旧統一教会問題』NHKが再放送した『群衆心理』で、世論と政治の相互作用がよくわかる」の見出し記事。

 記事の著者は予言的に記している。

 「不安を増大させる大衆がメディアと政治と相互作用しながら、異質な小さな教団を排除しようとする空気は、全体主義への予兆のように見える」

 恐ろしいことだ。しかしこれは決して他人事ではない。防波堤が決壊する前に、日本の行く末を真剣に議論し、しかるべき対応をしなければならない時を迎えている。

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