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天一国の文化をつくる『ムーンワールド』12月号が入荷しました

今年8月号から、お父さんお母さんのページ「みんな光の子〜3つのメソッドから学ぶ心情教育」がスタートしました。アドバイザーは、光の子園の創立当初から保育士として幼児教育に携わってこられた村上小夜子副園長です。40年間、天の父母様に祈り求める中で与えられ、現場で実践してきた内容を紹介しています。

第5回は、「自己肯定感を育むためには」です。その一部を紹介します。

 父母のかたから、「子どもの自己肯定感を育むために、親はどのように接してあげたらいいですか?」という質問がありました。今回は、この質問に答えるかたちで、神の子として自信を持つようになった女の子のお話を紹介したいと思います。

気難し屋が、気品ある王女様に

 ガラッと教務室のドアが開いて、年中組のA子さんが入ってきました。A子さんは、先生たちを無視して、一直線にクマさんのぬいぐるみに向かい、むんずとつかんで遊び始めました。

 「A子ちゃん、おはようございます」と声をかけても知らん顔。「朝のあいさつは、おはようございますだね」と言うと、「嫌だ!」とつっぱねられました。「ぬいぐるみで遊ぶときは、『貸してください』と言うのよ」と言っても、「フン!」と返されました。

 年少組の時のA子さんは、好きな絵画の時間は教室にいるけれど、苦手なことがあると「嫌だ!」と叫んでは、クラスを飛び出していました。友達と遊んでもけんかになり、輪に入ることが難しかったのです。

 A子さんのようすを保護者にお伝えすると、お母さんは「うちの娘がわがままばかり言って、すみません」と謝られました。
 そこで、お母さんに光の子園のメソッドを説明し、「わがままではなく、本音です。祝福子女の声は神の声です。A子さんの神性を引き出しましょう!」と話しました。

 それから、お母さんが、お父さんと一緒にお祈りを始められました。私たちも、座間保裕園長を中心に保育士たちでお祈りし、次のことに取り組みました。

全てを受け止めて、かわいがる
 ➡何を言われても、「そうだね」と受け止めます。何をされても、かわいいと思います。

「良くなること」を諦めない
 ➡A子さんは、すぐに「嫌だ!」と言います。その態度にカチンときたり、「もう無理!」と思ったりすることもあります。それでも、「待て、待て」と自分の感情を落ち着かせて、良い方向、良い目的に向かうことを絶対に諦めません。

……途中省略……

 子どもたちは、愛されるために生まれてきました。悪い言葉を使っても、大騒ぎをしても、みんなから愛されるべき王子・王女たちです。“僕・私は、みんなから愛されている!”と感じる体験が自己肯定感を育むのです。


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