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進化論から新創造論へ 8

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「進化論から新創造論へ」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 人間の祖先は本当にサルなのか? 統一思想からの提案は、科学的真理のように装ってきた進化論の終焉(しゅうえん)を告げる!

統一思想研究院 李相軒・編著

(光言社・刊『ダーウィニズムの誤りと統一思想からの提案 進化論から新創造論へ』より)

現代進化論に至る道

(7)DNAの発見
-遺伝を伝える偉大な分子-

 メンデルやド・フリースが考えた、生物体に内在していて、形質の発現のもとになる要素をヨハンセンは遺伝子(Gen=英語ではgene)と命名しました。

 メンデルの遺伝法則やド・フリースの主張する突然変異をショウジョウバエを使って研究したのがアメリカの遺伝学者モーガン(Thomas H. Morgan, 18661945)です。モーガンは個体の形質が遺伝するのは、細胞の染色体に配列されている遺伝子によるものとする「遺伝子説」(1926年)を確立しました。


▲モーガン

 1953年には、アメリカの分子生物学者ワトソン(J. D. Watson,1928-)とイギリスの物理学者クリック(F. H. C. Crick,1916-)によって、遺伝子はDNAと呼ばれる二重ラセン構造を持った分子であることが明らかにされました。DNAとは糖とリン酸が交互につながってできている二本のねじれた糸が、糖の部分において塩基対によって互いに橋渡しになったものです。塩基にはアデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の四種類がありますが、対をなしているのは必ずアデニンとチミン、そしてグアニンとシトシンです(図6参照)。


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 DNAこそまさに、生物の遺伝を直接司っている遺伝物質でした。そしてDNAの発見以後、進化の問題はDNAとの関係において論じられるようになったのです。

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 次回は、「総合説の誕生」をお届けします。


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