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スマホで立ち読み Vol.19
『真のお母様、感謝します』10

(光言社・刊『真のお母様、感謝します』より)

 スマホで立ち読み第19弾、『真のお母様、感謝します』を毎週木曜日(予定)にお届けします。
 真のお母様(韓鶴子総裁)との出会いの証しを集めた貴重な一冊です。

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一夜限りの宿を徹底して清掃された
鄭元周(チョン・ウォンヂュ 6000双)

 19885月頃、真のお父様は突然、キングサーモンを釣るためにアメリカ・アラスカのキナイという所に行かれました。キナイは、アンカレジから250キロほど離れた所にあります。アメリカ人もそこに行くときには、1年前から宿泊場所や釣り船などを予約しておくのです。

 ところが私たちは突然行くことになったので、泊まる場所などありません。お父様は、到着するや否やすぐにキナイ川に行かれ、真のお母様と私と尹基炳(ユン・ギビョン)補佐官は泊まる場所を探し回りました。ようやく1カ所見つけたのですが、次の日には空けなければならないとのことでした。

 私たちは荷物を下ろし、宿の中に入って掃除や片付けをしました。アラスカやブラジルの奥地などの生活環境はどれほど劣悪でしょうか。その汚さに私は鳥肌が立つほどでしたが、お母様は顔色一つ変えず、染みついた汚れを剥がし、磨いていかれるのです。一晩過ごすだけの宿であるにもかかわらず、お父様に居心地よく過ごしていただくために、徹底してきれいになさいました。

 その後、お母様は夕食の準備のために私たちを伴ってスーパーマーケットに行き、あれこれと考えながら買い物をなさいました。そうして買いそろえた玉ねぎ、ジャガイモ、牛肉、メキシコ唐辛子、ケチャップなどで、キムチチゲに似た野菜スープを作ったのです。これが、雨風を浴びて帰ってこられたお父様ご一行にとって人気のおいしいメニューになりました。

▲真の父母様

 その期間、宿を転々としながらも、お母様は釣りに行かれたお父様ご一行のために心を尽くされました。昼食をキナイ川に届けに行くと、いつもおふたりは、まるで何日も会えなかったかのように、非常に喜びながら対面されました。本当に美しい場面でした。

【お父様がお母様について語られたみ言】
 統一教会の皆さんが私を信じるよりも、お母様のほうがもっと私を信じているのです。あらゆる面において尊敬しているということを知らなければなりません。
(『真の御父母様の生涯路程』⑩ 491~492ページ)

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 次回は、「摂理の舵を握っておられる」(江澤進)をお届けします。お楽しみに!


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