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続・日本統一運動史 21
聖日礼拝/和動会

 真の父母様が「母の国」である日本に向けて語られたみ言や、教会員たちの涙の証しなど、「続・日本統一運動史」では、1965年以降の「知らなかった」エピソードをお届けします!
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歴史編纂委員会・編著

(光言社・刊『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』より)

第四章 真の御父母様との一体化時代
三、真の御父様、65年二度目の御来日(1965. 9. 2910. 10

(4)聖日礼拝(1965. 10. 3
1. 御言『天宙に立つイエス』(10. 3

 「イエス様は過去4000年のあらゆる先祖たちの、誤ったすべての過去の条件を担って、それ以上の価値の基準を立たして神の方に出発し得る基準を造らなくてはならない使命であった。そうしなければ歴史的サタン圏の世界から、新しい希望の神の世界圏を出発することができない。イエス様がそういう立場に立っているということは、慕う弟子たちも知らなかった。そういう真っただ中に立っているイエスの心情は、神を見る時には神を慰めなければならない。今まで我一人を希望として4000年の歴史をたどって来られた神に向かって申し訳ない。今までのイスラエル民族を自分が指揮し、引き継ぎ、引き連れて、新しい民族に再建しなければならない。その民としてあるいは子女として授けられたその者たちが神に逆らうということを思うときに、神に面目がない。イエス様は心情の悩みとともに、オリブ山のふもとを一人でたどりつつ祈りの時間を多く持ったということは聖書にも示されているのである。…

 洗礼ヨハネ…首弟子となるべき…立場である…彼は…神の目的に逆らう存在…歴史を再び破壊した中心となり、それまでのイスラエル民族とイエス様とを連結するはしごが崩れてしまった。そこよりイエスの生涯というものは進歩し発展する生涯ではなく、追われ退く生涯となってしまったのである。…

 自分がもしイスラエル民族のこの過ちを赦さなかったら、神の摂理上の再延長というやり直しを成すことができない。…ゆえにゲッセマネの祈りにおいて『神よ、我を打って、我に新しい歴史として出発し得る因縁を残して下さい。現世イスラエル選民が滅びるとともに、全人類が滅びなければならないではありませんか。どうぞ第二のイスラエル圏を残して、今まで築いて来られた神自身、苦労なさったその基台を残して下さい。我なくば新しい未来の主権がどんどん闇の中に埋もれて、全人類は神も何もわからなくなってしまうでありましょう。それ…(だ)から、神が願う灯火(ともしび)として残れる未来の世界の希望を残して下さい』、そういう真剣な心持ちで神と談判しなければならない壇上、その席がゲッセマネの祈りであったことを、君たちは知らなくてはならない。…」(抜粋)

 真の御父様は説教後、聖歌24番の説明をされ、午後2時まで語られました。

(5)和動会(1965. 10. 3
1. 御言(10. 3)

 真の御父様は、礼拝後の午後3時より夜9時まで御言を語られました。

 「もし、我々の先祖たちが40年間、ある一つの目標に向かって一生をかけて準備し、完遂したならば、復帰の世界は6000年も続かない。…世界史上に現れた英雄とか聖人たちは、もっとも幼い時に決意したその覚悟を死ぬまで持って、その目的内に生きる。…先生もそう生きる。だから寝る時も、それに向かって寝るんです。起きる時も、目が開いても、誰と付き合ってもその材料を求めるように付き合う。そういうふうにやっていけば、自然と生活環境が自分の将来の舞台の基準になっていく。皆そうしていますか? …

 先生の精神を利用して飛びなさい。…

 まず親の心をもって人類に対しては涙、地に対しては汗を流さなければならない。天には血を流さなければならない。これは鉄則である。それから僕の身になって奉仕する。そうして親子、娘、息子を養う心を持つ。そして自分のおっぱいを飲ませながら喜ぶ。そうした親の心情に立って自分の最高のものをやりながら、やるものがなくなって悩むような心情でもってやり続ける。…

 腹は減る、雷のようにグーグー鳴る。たまらなくなる。世の中で何が一番恋しいか。恋人を慕うのが一番恋しいか? そうじゃない。空腹の絶頂のときが一番恋しい。ああ、これ以上天の御父様を愛し得るだろうか。その境地でもって測ってみるんですね。飢え死にする以上に神を慕う気持ちがあるか。イエス様の40日間の断食も理があるんですよ。それ以上の神の御(み)こころ、それ以上の人類の救い主たる心情の基準、これが必要である。それから、重荷を負うんです。いっぱい背負って段を上がってみるんです。神様が蕩減のこれ以上の荷を今まで背負ってきたのだから、本当か、実際にやってみるんですよ。…

 目的を達成するには、人よりよく寝て、人よりよく食べて、人よりよい所に住んでは絶対にできない。これは鉄則である。人より以下の基準でもって、そのような犠牲を払ってこそ人より伸びる。日本を救おう。日本を御旨の前に正そう。今より以上の日本にしようとしている。それにはより以上の犠牲の価値を払わなければならない。誰がやる? 神様がやってくれるのだろうか? 先生がやってくれますか? …君たちがやりなさい。君たちの肉を削って集めて、世界…に行って分けてやりたいのが先生の欲望なんですよ。この欲望はちょっと困りますね。それでもいいですか?(「はい。」)本当に、はいか?それくらいで世界を生かすのだったら、それをやる。君たちは1年の365日、3食したら1095食か。そしたら2食して730食。青年たちには730食しか許さない。365食の余りはだれに与えるか。世界の飢える人々に与える。先生はそれにちっとも手をつけない。…」(抜粋)

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 次回は、「東京都内巡回/婦人部和動会」をお届けします。

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