コラム・週刊Blessed Life 17
日米を沸かせる日本人、大谷翔平

新海 一朗(コラムニスト)

 今、日米を沸かせている一人の日本人、その名は日本ハムで活躍し、MLBのエンゼルスに移籍した「大谷翔平」選手であります。
 大谷翔平選手の活躍を見ると、ものすごく元気が出てくる。大谷選手の活躍のニュースをとにかく見たい。投げて良し、打って良しの二刀流。「ああ、大谷、元気をくれよ」。こういう日米のファンが数知れずいることでしょう。

 これまでのところ(523日現在)、投手として41敗、打者として.30838厘)、ホームラン6本は見事な成績です。投げるだけでも大変、打つだけでも大変なMLB(メジャーリーグベースボール)の世界において、投打に抜群の才能を見せる大谷翔平選手はすでに奪三振52個という投球センス、本塁打6本という打球センスの並みでないことは言うまでもありません。

 岩手県、奥州市出身の大谷選手は現在、23歳の若さ、そして、193cmという身長は欧米人に引けを取らない体格、長い腕から繰り出される4シームの速球に相手バッターは空振りのオンパレードと思いきや、スライダーやカーブにスプリットの変化球、速度が120km台から160km台まで変幻自在の投球術ときますから、相手バッターのタイミングを外し、狙い球を絞らせない天才的な投球術を心得ています。そして、一変、バットを握ってバッターボックスに入ると、ホームランをかっ飛ばすという恐ろしい打者に変貌しますから、もう始末に負えない、いかんともし難い名ピッチャー、名バッターなのであります。

 野茂から始まった、本格的な日本人選手のMLB参入時代は、野球を通じての日米同盟が友好的に形成された時代とも言えます。
 イチロー、松井、黒田、岩隈、ダルビッシュ、上原、田中など、日本で活躍する選手は必ず米国に行って活躍しなければならないといった暗黙の法則みたいなものが出来上がっているのです。いいことです。大いにやりましょう。スポーツを通じての日米平和、世界平和、ベースボール、万歳です!