私の心の中にいる神様 119
世界平和の鍵は心の中に

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

世界平和の鍵は心の中に

(女性 40代)

 私はロシアがウクライナに侵攻してから、ニュースを見るたびに、「プーチン(大統領)一人のせいで世界がめちゃくちゃになった。この男さえいなければ!」と、激しく非難していました。
 「一人の欲望でこんなにも残酷に全てを破壊していいのか! 人の命を奪っていいのか!」
 怒りは収まりませんでした。

 そういう中、定期的に行われている「自己牧会プログラム」のセミナーに参加しました。
 セミナーでは「心の目で見るワーク」を実践する時間がありました。
 ワークを始めるに当たり、講師から「あなたが苦手な人、葛藤する人、恐れている人を選んでください」と言われた時、私はプーチンを思い浮かべました。

 すると講師が間髪入れず、「はい、その人です!」と言い、続けて「もうその人に対して嫌な気持ちが湧いていますね。その相手を心の目で見つめてみましょう。『真の愛を中心として正しく見させてください』と言いながら、心の中で自分の良心にアクセスしてください」

 このような講師の導きに従って、私は「プーチンを、真の愛を中心として正しく見させてください」と祈っていきました。
 するといつの間にか、人類の悲惨な歴史、そしてそれを見つめてこられた天の父母様と真の父母様の心の痛みに思いが行きました。同時に、プーチンが抱えている愛の減少感や人間不信、孤独が伝わってきたのです。

 私はワークをしながら、必死でプーチンが武器を捨てて笑顔になることをイメージしました。それはとても難しいことでしたが、真のお母様にとっては人類全てが等しく愛する子供なんだと思って、挑戦し続けました。
 その結果、完全にプーチンを許せたわけではありませんが、やり場のない怒りは整理されていきました。

 私一人の力は弱いものですが、全人類がこのようにしてプーチンに愛の光を送り、「怖がらなくていいんだよ。あなたは神様に愛されているんだよ」というメッセージを送り続けたら、彼の心も解放されるのではないかと思いました。

 真のお父様が、「南北統一をしても心身が統一されていなければ、それは爆弾よりも恐ろしいんだ」とおっしゃったと聞きました。世界平和の鍵は私たち一人一人の心の中にあるのだと改めて思いました。

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 次回は、「自分の考えに固執していると気付いた時」をお届けします。


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