ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第62回「メタモデル」について

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、「メタモデル」についてお伝えします。

【明確化のためのスキル】
 「メタモデル」は、NLP(神経言語プログラミング)で最初に発見されたモデルです。

 「メタ」とは、ギリシャ語で「~を超えた」という意味で、「メタモデル」は、より正確な情報を得るために、質問や確認を行いながら、情報を具体化、明確化するコミュニケーションの手法の一つです。

 メタモデルを通して、言葉によるコミュニケーションの不完全さを理解し、それを防ぐための具体的な方法を学ぶことができます。

【人間の心理構造】
 私たちが日常生活で得た膨大な情報は、心の深層部に蓄積されていきます。
 それを言語化していくときに、一部の情報を取り出して、「自分ならではの心の世界」をつくっていきます。そしてその一部の情報を取り出すときに、「一般化」「歪曲(わいきょく)」「省略」が行われます。

 例えば、公園で1時間遊んだとします。脳には1時間分の体験、体感した情報があると考えられますが、それを誰かに言葉で伝えるときには、その情報のかなりの部分が省略されてしまいます。
 また、人に話すときに個人の常識、固定観念などによって伝わる内容が違ってきます。

 私たちは自分の経験を基にして「常識」「固定観念」「思い込み」を無意識につくってしまうので、それが自分の「固定観念」や「思い込み」だと気付くのは難しいのです。

【一般化】
 「一般化」とは、一部の情報や経験を根拠に、それが一般的(普遍的)に当てはまるものだと決めつけてしまうことです。

 「普通~だ」
 「~は当たり前だ」
 「一般的には~だ」
 「絶対~だ」
 「~は常識だ」

例:
 「おじいちゃんは焼き魚、子供はハンバーグだよね」
 「みんな◯◯してるよ」

【歪曲】
 「歪曲」とは、自分の思い込みや憶測で、話の真意や意味をゆがめてしまうことです。
 意図的にゆがめようと思わなくても、言葉にするプロセスで個人のフィルターを通過するのでゆがめられてしまいます。

 「~の原因は~だ」
 「~は当たり前だ」
 「絶対~だ」

例:
 「A君は私を昔から嫌っている」

【省略】
 「省略」とは、話し手が一部の情報だけを伝えるので、聞き手が状況の全体像を把握できなくなってしまうことです。

 「人物、時、具体的出来事、場所、方法、評価、判断基準などが省略されている」

例:
 「とんでもないことが起こった」

【質問による明確化】
 「一般化」「歪曲」「省略」によって、欠落された情報を明確にし、隠されている真の意図を明確化するためのスキルが、メタモデルです。

 具体的には、質問することです。
 以下のような質問を投げかけていきます。

 「誰が?」
 「いつ?」
 「何が?」
 「どこで?」
 「誰に?」
 「どのように?」

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 次回は、FSコーチングのセッションを受けた50代女性の感想をお届けします。

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