ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第61回「沈黙の意味」について

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、「沈黙の意味」についてお伝えします。

【黙ってきしめんを食べる夫婦】
 とあるお店に終始無言できしめんを食べている夫婦がいました。
 夫婦が黙っているというと、「会話がない夫婦なのね。問題があるのかしら」と受け止められることが多いかと思います。しかし、きしめんを食べるその夫婦からは何か課題を抱えているという雰囲気はみじんも感じられません。

 日常生活では十分な会話を持っている夫婦なのでしょう。久しぶりに夫婦で外出し、二人でいる安心感に浸るとき、そこに会話は不要です。流れていく時をただ味わえばよいのです。

【黙っていることの意味】
 私たちの日常の家族生活において「どうして黙っているの」「話してくれなきゃ分からない」「会話がないなんて問題だわ」と感じるときがあるかと思います。でもそれらはひょっとしたら自分の持つ思い込みかもしれません。
 「安心感があるから黙っているのだ」「相手の安心感を受け止めてみよう」と捉え直す機会かもしれません。

【リフレーム】
 「私が話しかけているのにすぐに答えないあなたは問題だ」という気持ちがあるとしたら、「待てよ、すぐに返事をしないのは、安心感に包まれている証拠かもしれない。私はすぐに答えを求めるけれど、相手はじっくり考えてから答えたいのかもしれない」と相手のペースに合わせてみてはいかがでしょうか。

 ひょっとしたら翌朝になって「昨日のあのことだけど、こう思うんだ」と答えが返ってくるかもしれません。1週間後に「ああ、あのことだけど」と返事があるかもしれません。

 自分の心の中にある枠(フレーム)を外したり、作り変えたりする「リフレーム」という作業をすることで家族のコミュニケーションは一段と改善されるに違いありません。
 沈黙というコミュニケーションの価値を捉えてみましょう。

【他のリフレームの例】
 「優柔不断」は、物事を軽率に決めず、慎重に判断できる能力です。
 「神経質」は、物事の細部にまで気を配ることができる能力です。
 「注意力散漫」は、いろいろな物事に興味を向けることができる視野と関心の広さです。

 「気持ちをうまく伝えられない」と感じるのは、相手がどう思うかを考えるからの発想であって、気遣いや思いやりの表れです。
 「嫉妬心」は、向上心があるということです。

 FSコーチングでは、負に思えることは陰の感情であり、陽と陰とは統合されるべきものと考え、負と思えることにも肯定的意図があると捉えます。

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 次回は、「メタモデル」についてお伝えします

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