https://www.kogensha.jp

【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第76回 なかなか行動できないタイプなのですが、どうしたらよいですか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は、「なかなか行動できないタイプなのですが、どうしたらよいですか?」という質問です。

 「計画を立ててもなかなか実行できない」「やる気はあるのにすぐにやれない」など、考えを行動に移すことができず、時だけが流れる場合があります。

 では、どのようにしたら「すぐにやれる人」になるでしょうか。

 実は、小さな一歩を踏み出すことで物事は動き出すものです。
 そのコツを五つ紹介します。

 第1のコツは、試しに10秒だけ動いてみることです。

 最初の一歩を踏み出すことは重要です。その一歩のハードルを極限まで下げて、10秒でできる行動に細分化してみるわけです。

 ランニングするためには、「靴を履く」「ランニングウエアに着替える」ことです。勉強するためには、テキストを開くことであり、手紙を書くためには、宛先を書くことです。
 10秒あればできる具体的な行動をやってみることです。

 小さいことなら失敗しにくいからこそ、その後の行動につながります。やる気は動いてから、後からついてくることがあります。

 第2のコツは、結果目標だけでなく行動目標を立てることです。

 実績という結果、成果という結果の目標だけではなく、結果を出すために必要な行動にポイントを置いた目標が必要です。

 「これだったらできる」という行動目標を決めてやればいいので、失敗することが格段に減ります。

 「夏までに5キロ痩せるために毎朝30分の散歩をする」「部屋を片付けるために使っていないものを10個捨てる」などです。
 思うように成果が出ないときは、結果にこだわらず行動にフォーカスしてみてください。行動目標と結果目標の両方を設定して使い分けてください。

 第3のコツは、すでに定着している習慣に新しい習慣をくっつけることです。

・朝、「歯磨き」をした後に「柔軟体操」をする。
・「電車」に乗ったら「本」を開く
・夜、「お風呂」に入ったら「日記」をつける
 など、新しい習慣をゼロから身に付けるのではなく、すでに習慣化している行動に新しい習慣をつなげることです。

 第4のコツは、同じ場所、同じ時間で同じことをするということです。

 会社や家の近くで仕事をしやすい場所を探して、そこに行って仕事をするとしましょう。そのような場所で、同じ行動を続ければ続けるほど、習慣として刷り込まれて定着します。

 朝6時から7時の時間は自宅で仕事をするというマイルールを決めて繰り返すとしましょう。そうすれば、その行動はルーティン化され、その時間になると集中して仕事ができるものです。

 第5のコツは、気分転換の方法をあらかじめ決めておくことです。

 行動力がある人でも集中力がずっと続くものではありません。疲れを感じたら気分転換することは大切です。気分転換が上手な人は、あらかじめ気分転換の方法を決めています。

 具体的には、「深呼吸」「体操」「散歩」「甘いものを食べる」など、数分でできるものがあります。

 「仮眠」「掃除」「ランニング」「カラオケ」など、数十分ほどでできるものもあります。さらに、「旅行」「映画」「ドライブ」など、ある程度時間が必要なものもあるでしょう。

 このように、小さな工夫で行動に変化を与え、すぐに行動し、集中できる人になりましょう。

 皆さんからの質問をお待ちしています。
 「人生相談QA」で、ほぼ5分でお答えいたします。
 また、お会いしましょう!

【「ほぼ5人生相談Q&A」~質問・相談はコチラまで!】