【最終回】真の父母様の歩まれた道 26
少年期の真のお父様⑪
日本語を学ぶために編入された学生時代

 『ムーンワールド』で連載してきました人気コーナー、真の父母様の歩まれた道「汗と涙の歴史」をBlessed Lifeでも配信!
 親しみのあるイラストと、小学生でも理解しやすく、分かりやすい文章で紹介します!

 真のお父様は、14歳のとき、私立の五山普通学校の三学年に入りました。この頃、日本の占領期であった韓国では、公立の学校の授業は全て日本語でしたが、五山普通学校は、日本語を教えないだけでなく、日本語を使えないようにしていました。

 日本のことを知るために日本語を学ばなければならないと考えた真のお父様は、編入試験を受けて、定州公立普通学校四学年に入りました。お父様は、初めて定州公立普通学校に行く前夜に、かろうじてカタカナとひらがなを覚えて登校しました。
 学校に行ってみると、日本語が全然分からなくて困ったため、集中して、一学年から四学年までの教科書を15日間で全て覚えてしまったといいます。そうやって初めて、日本語を聞いて理解できるようになったのです。

 真のお父様は、そのように一生懸命に勉強し、普通学校を卒業する頃には、日本語を流暢に話すことができるようになっていました。卒業式の日には、町の警察署長や郡守、面長など、名士たちが皆、学校に集まりました。

 卒業式の祝辞の後、真のお父様は、壇上に上り、町の偉い人たちが勢揃いしたところで、日本語で演説しました。先生方の特徴や学校制度の問題点、その時代の指導者が持つべき姿勢などについて、誰も言えなかったことを堂々と話されたのです。

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 「真の父母様の歩まれた道」は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。