真の父母様の歩まれた道 25
少年期の真のお父様⑩
学校でも礼拝でも絶対に遅刻されなかった

 『ムーンワールド』で連載してきました人気コーナー、真の父母様の歩まれた道「汗と涙の歴史」をBlessed Lifeでも配信!
 親しみのあるイラストと、小学生でも理解しやすく、分かりやすい文章で紹介します!

 真のお父様は14歳になった1934年、編入試験を受けて、私立五山普通学校の三学年に入りました。そこで1年間、一生懸命勉強して、5学年に飛び級(成績の優秀な学生が学年や課程を飛び越して進級すること)しました。お父様は、他の人より遅く学校に入ったので、死に物狂いで勉強したのです。

 五山普通学校は、真のお父様の家から、約8キロメートルも離れた所にありました。そんなに遠いのに、真のお父様は学校を1日も休まず、毎日、決まった時間に歩いていきました。ですから、道の途中に住んでいる友達は、毎日時間をきっちりと守るお父様に合わせれば、絶対に遅刻しませんでした。それで、お父様が峠を越えるごとに、他の子供たちが待っていたといいます。お父様は先頭に立って、さっさっさっと、とても速く進むので、彼らはついていくのが大変でした。

 真のお父様の故郷の平安道には虎が多くいました。虎が出てくる恐ろしい山を、そのように歩いて通ったのです。

 真のお父様は、儒教の家庭に生まれましたが、10歳の頃、一家全員がキリスト教に改宗しました。2番目のお姉さんとお兄さんの病気が、按手祈祷(キリスト教で、人の頭の上に手を置いて祈ること)によって治ったので、徳興長老教会に通うようになり、熱心に信仰生活をしたのです。お父様は、新しい信仰を愛し、それ以前に愛した誰よりも、イエス様を愛するようになりました。

 真のお父様は、そのときから真面目に教会に通って、礼拝を一度も欠かしませんでした。礼拝の時間に少しでも遅れると、恥ずかしくて顔を上げることができませんでした。

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 次回は、「【最終回】少年期の真のお父様⑪」をお届けします。