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氏族伝道講座
喜びと幸せの生活伝道~み言の原点に立ち返る(49)

 氏族伝道講座「喜びと幸せの生活伝道」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は真の父母様のみ言から学ぶことができます。それらのみ言はただ語られたのではなく、実践して勝利された内容を語っておられるからです。
 本書には伝道のポイント、勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて詳しく説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第五章 み言に学ぶ伝道の秘訣
四、訓読生活と霊界動員

親子で過ごす訓読の時間
 祝福家庭が世の中で最も輝いていることを見せるのです。神様を中心として3代が祝福を受け、毎朝一緒に訓読し、ために生き合って喜ぶ家庭を見れば、氏族は感動し、屈伏することでしょう。そして、その感動が地域、国家、世界へと拡大していくことによって、実体的な天一国が築かれていくのです。

 南米ジャルジンで行われた「世界平和と理想家庭のための40日修練会」に参加したとき、真のお父様は、「木から学びなさい。木の根っこは見えないが力がある。見えないところに力がある。後孫の根っことなりなさい。ここに来た目的は訓読会。氏族に伝統をつくりなさい」(1998年11月4日)と語られました。

 私は訓読会という言葉を聞くと、いつもこのみ言を思い出すと同時に、ジャルジンの庭にあった大きな木が目に浮かび、真の父母様と過ごした懐かしい日々を思い出すのです。私と同じように懐かしいジャルジンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? 天地人真の父母様と同時代に生きて、同じ時間と空間を共有した経験と記憶は、私たちの宝であり財産です。

 私たちが夫婦、親子で訓読する場も同じです。そこは伝統を相続する場であり、その時間は、子供の心に永遠の宝物として残るでしょう。伝統を残すためには、何度も繰り返して精誠を尽くし、訓読しなければなりません。

 霊の親子も同じです。一対一原理訓読伝道は、伝道方法の一つではなく、単なる知識の伝達手段でもありません。真のお父様が50年前から指導してくださった、本来の伝道の在り方そのものです。対象者と一対一で『原理講論』を訓読し、「み言で人を育てる」という伝統を立てるのです。み言によって魂が生かされる場です。そこでは、霊の親と霊の子が互いを尊重し合い、深い交わりを持ちます。そのひとときは、霊の親子の心情関係が築かれ、永遠に思い出に残る、光り輝く時間となるのです。

【編集部注】
 「霊の子(霊の親)」は「信仰の子女(信仰の親)」のこと

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 次回は、「笑顔、挨拶、親切」をお届けします。


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