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青年よ行け、そして世界を救え
21世紀の青年運動への提言(26)

 36家庭の朴普熙(パク・ポーヒ)先生(1930~2019)による講演「青年よ行け、そして世界を救え」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。

(光言社・刊『青年よ行け、そして世界を救え』より)

六、日本の未来はどこへ行くのか

「純潔宣言」は男性から

 私はまた、もう一つ強く宣言したいことがあります。純潔と言えば、「あー、それは女性のことだ。男は関係ない」と思う通念があります。これこそ、Old Fashionでございます。

 私が言う神の純潔は、女性にだけ強要された封建的なものではありません。男女平等の純潔であります。むしろ男性の純潔こそ、新純潔運動の核心となるのでございます。今は男性が先に、「純潔宣言」をすべき時であると思います。

 今の不倫なる社会は、歴史的に男性にもっと大きな責任があります。男性が早くから純潔を守っていたならば、女性の解放運動などはなかったのではないかと思います。今、日本の性産業は、年間4兆円以上の収益となっております。いったい、だれが、この金を出すのでしょうか? その90パーセント以上が男たちでございます。男性が女性の純潔を踏みにじって、その賠償金として出す、血にまみれた“赤い罪の金”でございます。広島、長崎の原爆よりも恐ろしいこの4兆円の原爆が、毎年この美しい日本の若者たちを、確実に破壊していくことを思います時、私は戦慄におののくものでございます。この新純潔運動には男たちが先頭に立たねばなりません。

 これからの世界を指導していく日本は、経済超大国だけではできません。21世紀は物質文明が終わりを告げ、精神文明の時代に入ります。日本はこれをリードする道徳超大国にならなければなりません。

 皆様。
 現代の最も有名なイギリスの歴史家、アーノルド・トゥインビー博士は、予言しております。「新文明は西洋からは期待できない。むしろ東洋が新文明の発祥の地になるであろう」と。

 21世紀は太平洋時代であり、東洋の時代であります。皆様、若者たちはこの21世紀の主役であります。

 世界は21世紀を目の前にして、東洋を見つめております。東洋のどの国でしょうか? この東洋で東洋文明の「髄」を極め、そしてまた、西洋文明を完全に消化した国は、どこでしょうか? 皆様の日本でございます。この日本が世界の注目の的であり、世界が期待している国であります。

 この日本の、次の100年の国家目標は、経済超大国からもう一度奮発して、道徳超大国になることでございます。経済超大国だけでは、これは「砂上の楼閣」であります。揺るぎなき国の基は、精神力であります。道徳であります。この力があるところが、21世紀の文明国であります。

 それには革命的な新純潔運動が、不可欠なものでございます。これなくして、倫理も道徳も精神文明もないのでございます。

 皆様。
 エイズを撲滅する日本になろうではありませんか? これを成し遂げる国民性は偉大なものであります。私は偉大な日本の国民性を信じております。

 21世紀は純潔なる人間、純潔なる社会、純潔なる国家が生き残る時代でございます。もう一度申し上げます。エイズは神が人間に与えた純潔のテストであります。私たちは、これに合格しなければなりません。日本は、これに合格しなければなりません。

 「真理を知れ! 真理があなたを自由にするであろう」。聖書の言葉です。いったん神の真理が分かれば、皆うれしく喜んで実践できるのです。その真理を教えるのが「統一原理」でございます。私は日本を本当に愛するがために、このことを率直に皆様に申し上げたのでございます。

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 次回は、「『GOOD NEWS』と最後のお願い」をお届けします。