暮らしのチエばあちゃん 131
年越しそばのゆではここがキモ
おいしく食べるための3ルール

豆知識蒐集家・蔵篠 チエ

 キレイ好きなチエばあちゃんがぽんまるに、日頃使える家事の裏技や、知っているとちょっと得するライフハックを教えてくれます!
 皆さんの暮らしのお悩みも、チエばあちゃんが解決してくれるかも?

 おばあちゃん、こんばんは(^-^) いよいよ大みそかだね。

 こんばんは(^^) そうじゃねぇ。今年も一年が早かった…。

 ふーんそうなんだ…。
 僕はいろんな面白いことがあって、すごーく長かったよ(๑・̑◡・̑๑)

 子供は何にでも興味深々だから、時間が長く感じるんじゃね。おばあちゃんもそうありたいものじゃ。

 あ、年越しといえば、おばあちゃんも年越しそばを食べるの?

 ほほ…(^^) そりゃ、日本人じゃからね。物心ついた時から毎年食べとるよ。

 おいしくおそばをゆでるコツが知りたいっていうお母さんがいるんだ。いつもはお店で食べるけど、今年は、コロナのことも心配だから、自分で年越しそばを作るんだって。

 そうかい。ちょっとしたコツをつかめば、家でもおいしい、おそばが楽しめるからね。

 へぇ〜。どんなコツなの?

 ゆでる湯の温度を変えないこと、ゆで時間を守ること、ゆで終わったら水でシャキッと引き締めることかな。

 わー、三つを守ったらいいんだ(°▽°) 早速そのお母さんに教えに行くね。


☆おいしくおそば(乾麺)をゆでてみよう

【用意するもの】

 まずはそば粉の割合が多い物を選びましょう。成分表の初めに“そば粉”が書かれているものを選びます。(成分表の順番は、含まれている割合の多いものから書かれています)


1. 湯の温度を変えない

*直径25〜30センチの大鍋を使う。
*たっぷりの湯を沸騰させる。
*少なめ(2〜3人分)のそばをパラパラと入れて少しかき混ぜる。
*吹きこぼれそうになっても差し水はしない。(温度が下がり過ぎる恐れがあるから)
*火力を調整しながら、そばがぐるぐる対流する状態でゆでる。


2. ゆで時間を守る。

3. ゆで上がったらボウルに受けながらザルにそばを揚げて、冷たい水で締めてぬめりを取り、水を切る。
※ゆで汁は「そば湯」としていただくので取っておく。


 おばあちゃんはエビ天そばなの?

 アボニムが、晩年日本を懐かしまれて“あぁ、エビ天そばが食べたい、大学芋が食べたい”とおっしゃっていたそうじゃ。それでそんなアボニムを思いながらエビ天そばを食べるんじゃ(*´ω`*)

 そうなんだ〜(´・_・`) 僕もアボニムに会ってみたかったなぁ…。

 そう思っていたら夢の中で会いに来てくださるよ(^^)
 さあ、今年も無事に過ごせたし、一つ一つの恵みを思い出しながら感謝していただこうかね。

 うん! 新年もいい年になりますように(๑・̑◡・̑๑)


☆そば湯は栄養が、いっぱい!

 そば湯には、水溶性ビタミンのB1、B2が多く含まれ、疲労回復や美容に良い効果があるといいます。
 また、ポリフェノールやタンパク質の他にミネラルなども含まれているので、捨ててしまうのはもったいないですね。

 ただ、そばのつゆと混ぜて飲むと、塩分も多く取ることになるので、健康のためにはそのまま飲む方がいいようです。

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 次回もお楽しみに!