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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第67回 貧乏な人と金持ちの人の違いは何でしょうか?(1)

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は、「貧乏な人と金持ちの人の違いは何でしょうか?」という質問です。
 このテーマについて、今回と次回の2回に分けてお話しします。

 『金持ちになる男、貧乏になる男』(サンマーク出版)という書籍があります。
 著者のスティーブ・シーボルドは大学生になるまで貧しい環境で育ちました。しかし金持ちになろうと決心し、その秘訣(ひけつ)を探るため数百人以上の金持ちに会い、研究を重ねました。

 その結果、金持ちになる人にはある共通した考え方があることが分かったというのです。そして、その考え方に基づいて行動したところ、自分も億万長者になることができました。

 彼の長年の研究内容を一冊にまとめたのが、この本です。
 この本を土台に、金持ちになる人と貧乏になる人の特徴の違いを、今回は五つ紹介いたします。

 第1の違いは、「貧乏になる人はお金が複雑なものだと考える」傾向があり、「金持ちになる人はお金が単純なものだと考える」傾向があるということです。

 貧乏な人は、金持ちになることは難しいし「複雑」だと考えがちですが、金持ちになる人の多くは、金持ちになることは簡単ではないが「単純」だと考えます。

 それは、社会に価値を提供すれば、金持ちになれると知っているということです。
 「人は何に困っているのか?」「人は何を悩んでいるのか?」に興味を持ち、それを理解し、さらに解決するための方法を提供します。

 困っている人がそのことを解決するならば、解決法を提供した人に対し「ありがとう」という言葉が返ってくるでしょう。そうすれば、自然とお金は寄ってくるというのです。

 第2の違いは、「貧乏になる人は自分のためにお金を稼ぐ」傾向があり、「金持ちになる人は誰かのために大金を稼ぐ」傾向があるということです。
 金持ちになる人の多くは、家族のため、従業員のため、友人のため、社会のため、世の中のためなど、誰かのために行動します。

 一人ではなくチームが大切だと考え、チームづくりにたくさんのお金と時間と労力を費やします。チームの能力を最大限に発揮するために行動します。

 第3の違いは、「貧乏になる人はお金を悪いものと考える」傾向があり、「金持ちになる人はお金を良いものと考える」傾向があるということです。

 あなたはお金に対してどんなイメージを持っていますか?

 貧乏になる人は、「お金がないからやりたいことができない」「我慢して働かないといけない」「お金のせいで苦労する」「稼いでいる人は何か悪いことをしているのではないか」など、悪いイメージを持ちやすいものです。

 一方、金持ちの人の多くは、「お金のおかげで家族を幸せにできる」「自分のやりたいことができる」「自由な生き方ができる」「したいことをしたいときにできる」など、「お金は素晴らしいもの」というイメージを持っています。

 第4の違いは、「貧乏になる人は嫌いなことでお金を稼ぐ」傾向があり、「金持ちになる人は大好きなことで財産を築く」傾向があるということです。

 貧乏な人の多くは、好きではない仕事をして、生活費のためにやりたくないことをしています。金持ちになる人は、大好きなことをして財産を築いている傾向があります。

 第5の違いは、「貧乏になる人はお金に支配されている」傾向があり、「金持ちになる人はお金で自由を手に入れる」傾向があるということです。

 貧乏な人は、お金のせいで「できること」と「できないことがある」と思っていることがあります。
 金持ちになる人は、お金のおかげで自分は「自由になれる」のであり、好きなことを好きなだけできると思っていることが多いのです。

 このように、金持ちの人は「仕事は楽しい」「お金は素晴らしい」というポジティブな心を持っている傾向があるようです。

 皆さんからの質問をお待ちしています。
 「人生相談QA」で、ほぼ5分でお答えいたします。
 また、お会いしましょう!

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